月曜日ということで、ボチボチ勉強を始めようと思った。

 

まずは本拠地となるフランス国立図書館へ。二年ぶりなので、もうとっくに研究者カードの有効期限(一年間)が切れている。窓口でまた年会費を払って更新の手続きをしないと・・・

 と思っていたのだが、国立図書館BnFのサイトを見てみると、なんか年会費お支払いのページあるじゃん。カードでちょちょいと払って一年分更新できた。会費は35ユーロ。本当は50ユーロなんだけれども、35歳以下の学生という枠で安くなっている。なぜか一年半後ぐらいに窓口で再手続きする期限があるらしい(ネットではできません)。あれかな、初めてこのカードを作ってから8年目にあたる時だから、今でも同じ状況かチェックするんかな?

 

月曜日は研究者階しか開いておらず、一般の学生とかが来ないからかとっても静か。そもそもBnFは席と席の間隔が広いから感染対策的に不安を感じることはなかった。休憩中に自販機のコーヒーを頼もうとして、カードで払おうとしたら決済されたっぽいのに出てこない。コインで払うと無事に出てきた。(二年前はコインは全部跳ね付けて、カードの非接触決済しかできなくなっていた機械が、修理されて逆になったのだろうか)コーヒーは美味しくなっている気がする(二年前はカップがプラスチックだったが、今は紙になっている)。

 

そうそう、BnFでの最大の変化というと、透明のバッグがなくなっていた! 今までは自分のリュックサックとかを持ち込むことができず、ロッカーに預けて、パソコンとかだけを透明のボックスタイプのバッグに移し替えて下に持っていっていた(研究者階)。ところがロッカーの中に例の箱がない! 周りを見てみると、リュックを背負ったまま下へ向かっている。コロナの感染対策なのかは不明だが(ロッカーの移し替えで混雑するし)、とにかく極めて楽になった。その代わりに出口のところに探知機っぽいのが出来ていたからそれで分かるということだろうか?

 

そうそう、Avenue de France(Bnfから南東)のあたり、ホームセンターのルロワ・メルランがある手前あたり、ずっと工事中だったところに、ウルトラ・モダンなビルが出来ていた! あの界隈って元々変なビルが多いけど、一際目立つ。下よりも上がでかいビル。今度写真取りに行こう。

 

帰り道にサンミシェル広場の本屋に寄ろうと降り立つと、ない! そういえば、広場のジベール・ジョゼフ(日本でいうマルゼン、ジュンク堂、紀伊國屋、なんでもいいけどソルボンヌの学生みんなそこで本を買う)がなくなったってニュースあったなあ。広場も随分とすっきりしてしまった印象。もっとも、南側の僕がいつも通っている方のジベールは存続している。そこでいつものごとく村上春樹の仏訳(騎士団長はまだ持ってなかった)とか専門の本とかを買って帰る。

 

最後に大学都市に寄って夜ご飯。学食ではワクチンパスの提示が求められないという情報をゲットしていたので、恐る恐る並んでみる。確かに、パスの提示は求められなかった。変わっていないねえ、スタッフさんたち本当に一緒、あの頭のてっぺんだけ染めている兄ちゃん(多分ポール・ポグバの真似だ)もいたし、すごく懐かしくなった。でも、日本の学食の気分でいくとちょっとあれだね、ここでは黙食って文化は発生しなかったようだ。みんな変わらずワイワイと喋りながら食べる。できるだけ離れた一人だけの席に座るが、う〜ん。ここよりももっと混む学食とかでもこれだとちょっと困るな。

 で、わかったんだけど、フランス人、メトロ、トラムの中で喋るの全然やめてなかった。到着初日の印象はたまたまだった。あと、アゴマスク率3割、鼻マスク率4割で、ちゃんと付けているの3割程度。こういう社会だと、めちゃくちゃ厳しいルールを作らないと制御できないんだろうな。Google マップ見ていると、パン屋さんなどで1をつけている人に次のようなパターンが目に付く。「マスクをつけていない人たちが入ってきてコーヒーを飲んでいたのに、注意もしません!」昔は店員さんがボンジュールも言わないとかそういうコメントばかりだったけど最近はこれがトレンドらしい。

 

ただフランスはオミクロンのピークもだいぶ過ぎて、新規感染者数では日本と逆転した(人口は無視して)っぽいから、もうコロナ終了間近という気分なのかもしれない。これで規制が撤廃されたら、マスクしていると白い目で見られるようになりそうで怖い。