先の記事で書いたように2月15日のルール変更で、ワクチンの2回目接種からの間隔が7ヶ月ではなく4ヶ月経った時点で、ワクチンパスポートの有効期限が切れてしまうことになった。多くの日本人にとっても大問題だ。僕はもともとフランスで3回目接種を到着翌日にしようと計画し予約を数ヶ月前に取っていたからよかったものの、直前のルール変更に振りまわされるフランス人は気の毒でもある。
さて、今日はそういうわけで、期限切れのワクチンパスポートを更新するために必要な3回目のワクチンを打ちにいった。Doctolibで適当に空いているところを探して見つけた14区の薬局。ワクチン打てる大きめのところなのかと思ったら、何の変哲もない、フランスのごくごく普通の薬局だった。本当にここで打てるんかいなと思いつつ、予約があるんです、と言うとちょっとそこの椅子で待っててねと。対応中の店主の用事が済むと、そちらへ。
ワクチン打ちに来ました
カルト・ヴィタル見せてね(僕はなんと持っているのである、これをついにゲットした数ヶ月後にフランスを離れたから一度も使ったことはない)。(追記、仮に持っていない場合は身分証明書、つまりパスポートを見せるはず)
二回接種の証明はこれです、日本で打ちました。
う〜ん、ちょっと待ってね、これはどうするのかな?(パソコンかちゃかちゃ)日本は大昔に一回行ったよ、素晴らしい国だ。僕は剣道をちょっとやっててね、え、君もやってたの、どこで、ああ、日本でか、僕はパリでね・・・。よ〜し、これでOK。「ワクチンでアレルギーを・・・・(5つぐらいの質問に全てノンで答える)。
そうするとおもむろにバックヤード的なところに連れて行かれて、右と左どっちがいいと。左でお願いします。ニュースでみたあの小さい瓶から直接吸い出している、初めて見たなこのシーン。そしてアルコールをガーゼに振って、ピピッと拭いて、ブスッと刺す。またピピッと拭いて終わり。絆創膏なんてものはない。
隣の椅子(薬局のレジの行列の横)で10分ほど待つ(多分15分なんて守ってないんだろう)。ちょうどマスク売り場の前だったので観察。大体相場は50枚入り10ユーロだな。全部に外科用マスクと書いてある。青いマスク欲しかったので(何となく正式感がある、空港とかで付けたい)10枚3.5ユーロのを買っておいた(そっちの方が微妙に良さそうだった、50枚10ユーロのは白とか、謎に7色詰め合わせとかだった)。
10分後に店主がやってきて、3枚ほど紙をくれる。QRコードが載っているので、それをTousAntiCovidでスキャンしたら早速新しいQRをゲットできた。でも24日にならないと使えないらしい。いろいろネットでも調べたがどうやらその通りで、QRコードは即座にゲットできるのに、それは7日経過後でなければ効力を発揮しないらしい。
しかしフランスのワクチンパスポートは本当に簡単に発行できる。日本は役所に申請して郵送だし、今アプリがあるらしいけど、それはお財布携帯対応スマホじゃないとダメだし。フランスはこれがないとほぼ人権ないから本当に誰もが使えるようにしたんだろうな。
追記
日本のワクチンパスポートのフランス版変換についてはこちら