図説 写真小史 (ちくま学芸文庫)/筑摩書房
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ベンヤミンを読むつもりで読んでみると、おどろくことにベンヤミン自身のテクストは50ページほどで終了。あとは、同時代、あるいはちょっと前の写真批評の文章が四つほど収められている。ベンヤミンがどんな資料を読んで、参考にして、写真に関する論考をものしたのかってのを考えることができるよう構成されているようだ。
ちなみに、それぞれ短い文章だが、その本文よりも長いんじゃないかと思うほど大量の写真が資料として収められている。本を読むことは一つの技術だが、写真を読むこともそれと同様に、訓練を必要とする一つの技術であるらしい。テクストと写真とを見比べて、写真の読み方を学びましょうって感じの本だろう。

まあ、ベンヤミンの写真系の文章の副読本としては面白いはずだし、図版が多いから、面白いことは面白い。だが、これ単独でどうこうって本ではないかもしれないな。