今日読んだ本はこれ
サルトル全集〈第24巻〉アルトナの幽閉者 (1961年)/著者不明

¥価格不明
Amazon.co.jp
名前はよく聞く作品ではあった。
元ドイツ軍の中尉だった青年は、戦後アルゼンチンで死んだはずだった・・・が
実は自宅の2階で13年間生きていた!
気が狂った彼は蟹と会話をし、落ちぶれていく(と思っている)ドイツの姿を見ないようにしている
しかし、彼が13年間幽閉されている(というかしている)本当の理由とは・・・
といった筋書きでのこれまた戯曲
この作品でまず気になるのが
主人公たちがドイツ人であり
第二次世界大戦での罪の意識をテーマにしている点
フランス人であるサルトルがドイツ人について書くのはちょっと難しいはずなのだが
戦後にこの劇がどのように受容されたのかが気になる
サルトルの劇はその中心に彼の哲学があり、普遍的なテーマを持っている。しかし、それと同時にかなり同時代的な話題を積極的に取り入れている。当時の観衆はこの劇をどうとらえたのか。
自由への道などを読むかぎり、サルトルは戦争を通してドイツ人を憎むような経験をしたとは思えない。この劇曲を読んでも、ドイツ人への同情をむしろ感じる。
解説を読んでみるとかなりロングランな劇だったらしい。59年だから、すでに超有名人、フランスのリーダーとなってからのサルトルの作品だったから、観客も必死に理解しようとしたのだろう。
ただ、物語としてのおもしろさとしては他の戯曲に劣るのではないか。登場人物の行動が特異で、なぜその行動を取るのかを理解することが難しいように感じた。
サルトル全集〈第24巻〉アルトナの幽閉者 (1961年)/著者不明

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名前はよく聞く作品ではあった。
元ドイツ軍の中尉だった青年は、戦後アルゼンチンで死んだはずだった・・・が
実は自宅の2階で13年間生きていた!
気が狂った彼は蟹と会話をし、落ちぶれていく(と思っている)ドイツの姿を見ないようにしている
しかし、彼が13年間幽閉されている(というかしている)本当の理由とは・・・
といった筋書きでのこれまた戯曲
この作品でまず気になるのが
主人公たちがドイツ人であり
第二次世界大戦での罪の意識をテーマにしている点
フランス人であるサルトルがドイツ人について書くのはちょっと難しいはずなのだが
戦後にこの劇がどのように受容されたのかが気になる
サルトルの劇はその中心に彼の哲学があり、普遍的なテーマを持っている。しかし、それと同時にかなり同時代的な話題を積極的に取り入れている。当時の観衆はこの劇をどうとらえたのか。
自由への道などを読むかぎり、サルトルは戦争を通してドイツ人を憎むような経験をしたとは思えない。この劇曲を読んでも、ドイツ人への同情をむしろ感じる。
解説を読んでみるとかなりロングランな劇だったらしい。59年だから、すでに超有名人、フランスのリーダーとなってからのサルトルの作品だったから、観客も必死に理解しようとしたのだろう。
ただ、物語としてのおもしろさとしては他の戯曲に劣るのではないか。登場人物の行動が特異で、なぜその行動を取るのかを理解することが難しいように感じた。