術前の検査として
大腸検査は受けておいてほしいと言われた。

「大腸検査はしたことありますか?」
「いえ、ないです。」
「そうですね、35歳だとなかなかないかな。」

主治医と看護師さんが
優しくふふっと笑った。
でもちょっと含んだ笑みのように見えた。

「寝てる間に終わりますか?」
「いえ、起きててもらいます。」



A4サイズくらいのでかい下剤と
前日に飲むセンノシド錠剤をもらって帰った。
センノシドは抗がん剤副作用対策で
処方してはもらってたけど、
マグミットしか飲んだことなかった。
濃い赤色の見た目がちょっとエグかった。

胃カメラがしんどすぎたので、
大腸検査もしんどいだろうな…。
話を聞いた数日後、
検査当日の夢を見るほど身構えてた。


つい先日、
母が大腸検査したところだった。
しんどさ具合を聞こうと思ったけど、
しんどさというよりも、
検査前の食事の話メインだった。
面倒なので母は検査食を買ったと聞き、
聞いて始めて配られてた冊子を開くと、
病院の売店でそれは売ってたらしい。

ドラックストアとかにはおいてなくて、
病院の人も一言案内してくれてもよくない?
ってちょっと思った。
みんな使わないのかな…。
楽天よりもAmazonの方が送料かからず、
安く購入できたので、そちらを利用しました。
Primeで発注その日の夕方届いた。



冊子には

検査3日前から食事に気をつけてください

と書いてあった。

簡単に言ってしまうと、

肉魚米うどん食っとけって感じだった。

だけど、ちゃんとしようと思ったのは

前々日の晩からで、

その時はおろし豚肉うどん食べた。


前日、

検査食の食事量は全然足りないけど、

我慢出来ないほどの空腹でもなく。

(けどおやつにカステラ食べた)

また体重おちるやんって思うけど、

検査後の食事何にしようって終始考えてた。



翌朝、検査当日。はらへり…。

ごっつい下剤の飲みはじめは

8時からの指示だったけど、

病院への移動を考えると怖くて、

7時過ぎから飲み始めた。


くっっっっそまずいオエーオエー


今までの経験で一番まずい。

バリウムとか比でない。

2リットルとか信じられないけど

なんとか飲む。

臭いも無理ってなるけど、なんとか飲む。

トイレにも下剤の臭いが残っててきつい。

でも普通にお腹壊した時の腹痛じゃなくて、

ただ、

あー!!トイレー!!!って感じだった。


なんとか1リットル飲み終えて、

指標もOKラインやろうって終えました。

時間はまあまあ余裕あってよかった。

念のために生理用ナプキン使って病院へ…。



検査時間は30分〜1時間程度だそうで、

人によってかなり差があると言われた。

「痛み止めを打つこともできますが、どうされますか?」

「お願いします」と切に答えた。


始まってからは、

上向きになって〜とか、

また横になって〜とか。

ああ、これだから

「起きててもらいます」なんだなと分かった。


お腹の中をなにかが動いてる感覚と、

時折の鈍痛…。

痛み止めと

腸の動きを弱める薬を追加しようとして、

針がうまく入ってない事が発覚。

最初は先生が針を入れてくれたけど、

今度は看護師さんが入れてくれました。

先生よりも看護師さんの方が針入れ安心。。


先生が2人、3人と増えるので少し不安になる。

多分3人目の人が一番慣れてる先生で

1人目の先生に色々指導していた。

終点についてから、最初の先生に返して、

あとはヨイヨイと帰り道。


「時間かかっちゃいましたが、大腸の方は問題なかったですからね。」

とのことで一安心にっこり




痛み止めを追加したからか少し身体がだるい。

終わったらランチ行こう!って思ってたのに、

とうにランチタイムはすぎてもーた。

結局検査後の最初の食事は

からあげクンと塩おにぎり。

そして、



ご褒美に久々のミスド◎

至福のシナモンドーナツとホットコーヒー


腸が空っぽなんやし、

腸活スタートにもってこいなんちゃう?

って思ってたけど、

そんなん無視して欲望のままに。



やってみて、思ったことは

下剤を飲むことがなにより辛い!

出すことより飲むことがほんましんど魂が抜ける


やってる間は胃カメラの方がしんどい!

けど、時間は大腸の方が長いし、地味にツラ。


ひとつまた経験を積みました。