「胃が気持ち悪いなぁ」
後輩のミス対応を上司も入れて相談していた。
相変わらず我関せずな態度を変えない上司と
考える事をやめてしまった後輩の間で、私だけがあれこれ対応に悩んでる気持ちだった。

2022年、年末
日頃から合わない上司とのやりとりがあれこれ悪化したストレス性の胃の不調だと思って
年越し前に町医者へ受診した。
「少し食べると胃が張って痛いんです」
「胃カメラは本年は予約が取れないからやるなら来年だね」
採血は嫌いだし、そこまでの事じゃないかなと思い、胃薬を2種類出してもらい様子を見ることにした。

仕事納めは最後の3人まで残って仕事をしてた。
その日のうちに関西を出て九州の実家へ、おっとの運転で移動。
胃への不安はあったけど、食事しても張ることも痛みもなく
釣りに行ったり、初日の出を見たり、母の作る料理や、お刺身や、日本酒飲んだ。
お酒はおいしいけど、ここ最近昔よりもおいしさを感じなくなった。
すこし飲んだらすぐに酔うし。コロナで酒量が減ったからかなとずっと思っていた。


関西への帰路、関門海峡あたりから胃の不安感が戻ってきた。
宝塚に着いた頃には胃の張りと痛みが戻ってきて、しばらく飲んでなかった胃薬を飲んだ。
「これ絶対ストレスやん」っと思った。

1/2–1/3はおっとの実家で過ごし、
胃の不調はずっと続いていたけど、食事をしてお酒もいただいた。
だけど胃は張るし、体がだるくて、
おっとや義兄弟たちにまじってゴロゴロしてた、義母や親族はどう思ってるだろうと思いながら・・。

***
2023年仕事始め
心身の健康の為にできるだけ上司と関わらないようにして過ごしていた。
最初の週末、軽い風邪症状が出た。微熱とだるさと鼻水。
病院はコロナのこともあり、様子を見ていたら数日後には治った。

1/22は結婚記念日。
毎年何かしようしようとおもうけど、結局今年も何も準備できなくて、
サイゼリアで夕飯を食べた。
毎年おっとはお花を贈ってくれる。今年のお花は赤色のお花だった。

バタバタと1月は過ぎて行って、体の不調はあまり感じなかったけれど
月末からお腹を下すようになった。
朝と、出勤後も数回、夜も食事後に。
出てくるものはレモンイエローというか真っ黄色。尿は少し濃ゆい気もする。ちょっとやばいんじゃないかと思い町医者へ。
黄色い便は問題ないと言われたけれど、「いや見てみーや」って思った。
年末からの話で胃カメラの予約をして、血液検査をして、整腸剤をもらって帰った。

翌朝、町医者から電話があり、血液検査に気になる点があると。
「今日これますか?」
「調整してみます」
「週末や空いている時でも大丈夫ですよ」と言われたけれど
体もめちゃくちゃだるいので、定時ダッシュで来院した。

AST 236
ALT 406
γ-GT 354
CA-19-9 86

肝炎の案内を渡されたけれど、先生もあまり釈然としない雰囲気だった。
腫瘍マーカーは子宮内膜炎でも上がる、でもありとあらゆる「がん」の名前を出された。
非現実的だったけれど、なんとなく悪いことになってきている予兆は感じてた。
数値が落ち着くまでは病院に通わないといけないからと、近場の2つの総合病院を提示してもらい、勘で行きやすそうな方で紹介状を書いてもらった。

肝炎と言われても、今なる?ってくらいお酒もそんなに飲んでないし、ぐぐった結果結婚記念日に食べたサイゼリアのラムの串焼きが当たった位しか思いつかず、しっくりこなかった。
先生は何も触れなかったけど、アミラーゼの値が234と高い事は引っ掛かった。
そういえば、会社の健康診断でもアミラーゼの値は高かった気がする。
ぼやーっとしていたけど、肝炎よりもよくない気がしていた。

病院の予約は約1週間後だった。
下痢は治りつつあったけれど、
この頃から、尿は茶色かってくらい濃ゆくて、白目や顔が黄色っぽくなってきていた。