みなさんは、神社にお参りの際どのような心で神様と向き合っていますか
心からすがるような思いで向き合う人、ちょっと気軽な気持ちで向き合う人、旅行のプランの一部なのでとりあえずと向き合う人、そもそも興味ないけど来てみただけという姿勢で向き合う人・・・
色々な方がいると思いますし、もちろん、その時々の状況によっても変わると思います
ただし、一つ言えることは、その人の神に向かう心は、そのまま降りてこられる神様にあらわれます
つまり、その人の神に向き合う心に神様は相応するということ。
例えば、甲さんと乙さんが同じ神社にお参りして、同じ祈願をしても、同じ利益は生じないということです
向き合う心は人それぞれ違うわけですから、実に高尚な心がけで向き合う人には、それだけ高い神が、低俗な心がけで向き合う人には、それだけ低い程度の神がその場にいらっしゃるわけです。
それゆえ、古来より日本人は祭典前の潔斎を重んじてきました。
神に対して厳格な姿勢で臨むことがいかに大切なことであるかを悟っていたのでしょう。
七五三も終わり、多くの方が次にお参りされる機会は初詣かと思います
友達同士などで浮かれた気持ちでお参りされることもあるかと思いますが、
賽銭箱の前で参拝するときくらいは、気を引き締めて神と向き合って下さい。
あなたの心の姿勢は、その場にいらっしゃる神さまにそのまま映るのですから
<神主・奈阿>