人工透析をはじめて2年程経過すると、自然とあの辛かった不均衡症候群が穏やかに。

念願の一人暮らしと同時にクリニックを変えた。

寝不足をした日とか、風邪を引いてしまった日には、またこいつが出てくるので、仕事もせずにブラブラしてました。

底をついた貯金。

懐が厳しい中、家賃を支払いに不動産屋へ

偉い若い兄ちゃんが平日の昼間に家賃払いにくるって、仕事はお休みなの?キョロキョロ

ちょっと病気で、まだ経過観察中で仕事してません。キョロキョロ

ほな、うち来て!キョロキョロ
バイト代月額でええか?キョロキョロ

いやぁ体調悪くなると出て来れないですよキョロキョロ

かまへんから、今から働いてキョロキョロ

と言いほったらかしにしてあったデスクと椅子を整え、

ここでええやろキョロキョロ
まずはExcel使える?キョロキョロ

多少はキョロキョロ

よっしゃ。契約書フォルダー開いて、契約書一部印刷してキョロキョロ

はい。出来ましたキョロキョロ

ええやんキョロキョロ
ほな駐車場行こか~キョロキョロ

管理を任されている駐車場へ。

ここ今日から管理してキョロキョロ
んで2ヶ月に一回位大家さんに管理料請求して、お金貰ってきてキョロキョロ
んでうちのホームページ作って管理してぇキョロキョロ

展開が早すぎて、頭が追いつかない所か、まだ初日というか1時間目の授業みたいな感覚。

その後も私がどこまでできるか見ながら、的確にスキルアップ出来るように指示を出す。
また社長の人柄が良くなんでも相談出来た。

特に人間関係については深い所まで教えてくれました。

ここでの半年のアルバイト(社会人になって初めてのバイト)が仕事出来るかも・・・とやる気を出させてくれた場所だった。

その後アルバイトを辞め、大手の会社の障害者枠で正社員になります。

入社してからは地獄の日々でした。
体力勝負の職場だった。
同期からは完全において行かれ、落ちこぼれ感を味わいましたが、感傷に浸っている間もなく、次から次へと仕事が・・・・

入社1ヶ月で、もう慣れたでしょ?って事で一人勤務が始まりました。

体力的に厳しいと上司に何度も話すが、人手が厳しいと返されてしまい。どうにもなりませんでした。

職場で接客中に2度倒れ、近くの店舗から応援が来る始末。また仕事が終わった後に人工透析をして更に体に追い討ちをかけ、家に帰る日々。

休みの日は爆睡してました。
自炊する体力なんて1ミリも残っておらず、毎日割引シールが貼られた弁当でした。
この頃は生きるので精一杯。食事制限なんて不可能でした。

こんな生活が続き、せっかくの正社員が1年半でボロボロになって辞めました。

もう少しやれたかな?とか悔いが残るってことなどなく解放されたぁという安心感しかありませんでした。

そしてまた無職に・・