永らくブログを放置してきましたが、表の報道だけでも情報量としては溢れたはずです。
 
 落ち着いたら、ブログを再開しようと思っていたのですが・・・


 まぁ、また変な動きが顕在化してきましたので、仕方なくブログをボチボチ更新しようかと。






 悲しいかな、日本だけでも色々なことが起きてますが、この件は書いておかないと・・・

 それなりに情報が出てきますが、あまり表で報道されない傾向にありますので、念のために記事にしておきます。
 
 第一弾は、政治色の濃い話ばかりです。
 色々と他の重要なニュースも流れていますので、時系列で纏めて疑問点を洗い出したいと思います。






 最初の疑惑ですが、最大の疑惑でもあります。
 次期国家主席が内定している習近平副主席が2週間以上も雲隠れしました。


2012年9月上旬 次期・中国主席が内定している習近平副主席が雲隠れ

習近平氏「雲隠れ」10日 首脳会談中止続き、重傷説も

2012年9月12日03時00分


 中国の次の最高指導者になることが確実視されている習近平(シーチンピン)国家副主席が10日間、公の場に現れていない。共産党関係者によると、当局は党内部向けに「けがを負った」と説明している。だが、大幅な人事異動が見込まれる党大会を控える時期だけに、さまざまな臆測を呼んでいる。

 「習同志はプールでけがを負って療養している」。党関係者によると、習氏がクリントン米国務長官ら各国首脳との会談を直前にキャンセルした5日、党中央は各部門の幹部に対し、内部の通知を出した。

 中国のネット上などで「政変か」「暗殺未遂事件では」などのうわさが出たため、これを打ち消し、動揺を抑えるために、あえて通達を出したとみられる。

 だが、けがをした日時や場所、原因などが通達では触れられておらず、「かえってなぞが深まった」(大手メディア関係者)という。ただ、傷はたいしたことはないとして当初は「すぐに復帰する」との見方で関係者は一致していた。

 ところが、10日に予定されていたデンマークのトーニングシュミット首相との会談も取りやめとなったことで、「重傷説」が広まった。最後に公の場に姿を見せたのは、校長を務める党幹部養成機関、中央党校で講演した1日。その後、国内メディアでは一切の動静が伝えられていない。

 胡錦濤(フーチンタオ)総書記(国家主席)の後継者に選ばれるとみられる第18回党大会を控え、活動を活発化させる時期の異例の「長期不在」は、国外のメディアや外交官の注目を集めている。11日の中国外務省の会見でも質問が集中。「習氏は健在なのか」という外国メディアの記者に対し、洪磊・副報道局長が「まじめな質問をしてほしい」と、いらだつ場面もあった。(北京=峯村健司)


↓元記事 朝日新聞デジタル
http://digital.asahi.com/articles/TKY201209110770.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201209110770



オオルリのブログ
 1日に北京の中央党校で撮影された中国の習近平国家副主席(新華社)=AP。この日を境に、動静が伝えられていない


 色々と風説も書かれていますが、実際に公に姿を見せなかったのは事実で、後は2週間以上も何をしていたのか?が争点になります。


 念のために、9月19日以降、習近平副主席は公に姿を見せています。


↓日経デジタル 「習副主席、「雲隠れ」の裏に権力闘争か 外交舞台に復帰」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1906K_Z10C12A9FF1000/

※一応、9月20日の記事です。


 表の報道では、次期中国共産党執行部の人事に関して党役員と水面下で交渉していた との説が有力です。

以降は、あくまで個人的な見解になります。
親日と言われる習近平副主席ですが、尖閣の国有化に対して、さすがに党内の反日勢力を抑えきることが不可能になり、陰で今回の反日デモを主導したとも言われています。

その2以降で触れますが、9月18日の柳条湖事件(りゅうじょうこじけん 中国では”反日の日”として記念式典も行われる)を跨いで姿をくらませていました。この期間中には、米国クリントン国務長官(日本では外務大臣に相当する)との会談すらもキャンセルしています。そして、その翌日に急に姿を現しています。

果たして、偶然なのでしょうか? って ところでしょうね・・・







 ハッキリ言って、近況の日本政治は国外に対してどうのこうと余裕がある状況でもありませんでした。
 
 とは言え、外交スケジュールを崩す訳にもいかず・・・
 APECにおいて、野田総理が胡錦濤主席と短いながらも立ち話をしたことが報道された。






 これ以降に起きる騒動の火種は、既にAPECで予知出来ました。


2012年9月9日 ロシア・ウラジオストクで行われたAPECで、野田・胡錦濤が立ち話


APEC:野田首相と胡錦濤主席が立ち話 意見交換

毎日新聞 2012年09月09日 11時00分(最終更新 09月09日 15時06分)

 【ウラジオストク高塚保】野田佳彦首相は9日午前(日本時間同)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会合開始前に、中国の胡錦濤国家主席と約15分間、立ち話をした。日本が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の魚釣島、南小島、北小島の国有化方針を決めて以降、日中の首脳が接触するのは初めて。

 両首脳は日中関係について意見交換したほか、首相は7日に中国・雲南省で発生した地震への見舞いを述べた。

 首相は首脳会議終了後、胡主席との会談について「中国の発展は、わが国や地域社会にはチャンスで、戦略的互恵関係を深化させていきたい。現下の日中関係については大局的観点から対応したいと申し上げた」と語った。

 首相はまた、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領とも立ち話をしたことを明らかにし「北朝鮮をめぐる問題などには、日韓がしっかり連携していかなければならない。そういう大局観に立った2国間の関係を構築していこうという話をした」と語った。

 一方、玄葉光一郎外相も8日、楊潔※中国外相とAPEC首脳会議の夕食会の際に約10分間、立ち話をした。

※は竹かんむりに褫のつくり


↓元記事 毎日.JP
http://mainichi.jp/select/news/20120909k0000e010127000c.html



オオルリのブログ
APEC首脳会議の際に言葉を交わす野田佳彦首相(右から2人目)と胡錦濤中国国家主席(左から2人目)=2012年9月9日、AP


 個人的にも何の話をしたのか? 興味が尽きないところですが、10分という短い時間で考えると深い話は出来ないでしょう。しかも誰に聞かれるか分からない立ち話になるので・・・。

 漏れ聞こえる情報によると、胡錦濤主席の方から『 日本が魚釣島を国有化すると中国国内で抑えが効かなくなるから、考え直してほしい 』 との話をしたと言われています。


 色々と解釈が可能でしょうが・・・
 言葉づらだけ受け取ると、既に中国共産党が内部分裂に向かっている ・・・との噂どおりだと解釈できます。
 少なくとも、中国共産党の求心力は以前よりも急速に衰えていると言われています。

 また、中国は単一民族による国家ではありません。複数の少数民族が存在しており、いつ独立運動(内戦・局地戦)が起きても不思議では無いとも言われています。
 中国共産党が内部闘争による混乱が生じた場合には、民族紛争が一気に噴出する可能性が濃厚です。


 政治的な小難しい話を抜きにしても、中国経済のバブルがはじけ始めた との報道もされています。

 中国・韓国からの欧米資本が撤退を始めた過去の報道記事


 【関連記事】: TPP問題 その1 工業?農業優先か? 実は24分野もある・・・


 にも関わらず、欧米資本(企業)が中国から撤退を始めている最中に、相も変わらず日本企業は中国進出を続けています。
 これは明らかに、日本経済界と政府に先を読む力が無いことを意味します。
 最近やっと、ミャンマー、ベトナム、ロシア、インドへと向かい出しましたが、多くの企業は既に手遅れでしたね・・・
 賠償保険や中国政府からの賠償が全額支払われるならば、金銭面で解決出来るでしょうが、そんな甘い世界では無いはずです。


 本筋から話は逸れますが、このAPECに米国オバマ大統領は参加していません。


 【関連記事】: プーチン大統領 G8欠席 ~ オバマ大統領 APEC欠席予定を公表


 まぁ、そういうことです。
 
 最初から、尖閣による国際紛争が急速に広がるのは規定路線だった可能性が濃厚です。






 米国オバマ大統領不在のAPECで、日中韓の立ち話が行われたのが9月9日。
 
 その翌日の9月10日に中国が主権を主張する沖縄県・尖閣諸島の魚釣島の国有化がほぼ内定されました。






2012年9月10日 魚釣島(含む3島)・国有化が決定

午後に尖閣国有化決定

政府は10日午後、沖縄県・尖閣諸島の魚釣島など3島を地権者から20億5千万円で購入して国有化する方針を正式に決めるため、官邸で閣僚会合を開く。11日の閣議で購入に充てる予備費の支出を決定し、同日中に地権者と売買契約を交わす段取りだ。複数の政府関係者が明らかにした。
 ただ領有権を主張する中国が反発するのは必至だ。
 閣僚会合には藤村修官房長官や玄葉光一郎外相、安住淳財務相らが出席する予定だ。
 野田佳彦首相は7月に尖閣の平穏かつ安定的な維持管理を目的として、国有化を目指す考えを表明した。国に先行して購入に向けて地権者と交渉していた東京都の石原慎太郎知事は国有化を基本的に容認している。
 国有化の対象は、尖閣諸島の五つの島のうち魚釣島と北小島、南小島。現在は国が賃借契約を結んでいる。
(共同通信)


↓元記事 琉球新報(共同通信)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-196721-storytopic-3.html



 野田総理がAPECで胡錦濤主席と立ち話をして、帰国して直ぐに魚釣島の国有化が決定した。


 (´・ω・`)??? 本当に何かあったの?


 と思いたくなるぐらいに、性急に国有化が決まりました。
 
 しかも、時期が時期だけに、中国で火がつき易いタイミングで決定されています。
 具体的には、その2で触れます。






 竹島や従軍慰安婦問題も絡んで、政局の混乱ぶり、他にも色々報道がありますね・・・

 尖閣だけを時系列で纏めるだけで、流れ的にはスッキリします。
 
 習近平副主席が雲隠れして、反日デモの準備を整える時間はあったと考えるべきでしょうか?


 兎にも角にも、政治面だけでも、色々と疑義が残っている と覚えておいて下さい。
 (まぁ、まだ全然落ち着いていませんけど・・・)






その2へ・・・