お届けしてきました | 後藤智子のブログ tomo's room

後藤智子のブログ tomo's room

株式会社MashUP社長 後藤智子のプライベートとその周辺で起こる日々の出来事を綴ってまいります。

ブログを見てくれた
えみこさんが
自宅に靴下届けてくれました
「今ブログみた まだ間に合う?」
とってもとっても嬉しかった~
ありがとうございます

おみママは
これも持ってってと
たくさんのタオルも持ってきてくれました
ありがとうございます

東京海上日動の社員の皆さま
本当にありがとうございます

キュークリエイトの三浦さんはじめ
皆さまありがとうございます

トータルサポートのみんなありがとう

そしてOopsスタッフのみんなありがとう

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全部で靴下247足

船越に避難されている方が107人
せめて全員に2足はいきわたる数を目標に

目標達成です
そしてタオル・下着も少々あります

みんなの靴下
責任もってお届けします

避難所では
衣服は必需ではあるけど
ただ持って来られても
それが
男女別 サイズ別 新品か古着か
その仕分けの作業もたいへんな労働になるのだと
聞いたことがあるので 
お届けしてすぐに履いてもらえるよう
タグなどゴミになるものはすべて外し
男性用 女性用 子供用に分けて
段ボール箱詰めしました


津波に浸かって靴も
そして靴下もながされたまま
避難所に避難してから
一度も靴下を履いてない人もいる
・・・と聞いて

早くこのみんなの靴下を
避難所の方々に届けて履いてもらおうと
いざ山田町へ


実家に被害を受けたスタッフざっきぃと
地震の後ようやく連絡がつき
ざっきぃの住む盛岡に来ていた
妹のやよいちゃんも一緒に乗ってくことになりました

やよいちゃんは津波の時
うちにいて足元まで波が来て
もうダメかと思ったと言ってました
とにかく必死で逃げたのだそう


どんなに怖かったでしょう


この寒いのに
裸足でサンダルだったのが
その様子をうかがわせます

さっそく靴下履いてもらいました

盛岡から車を走らせ2時間半



そこにはTVで見たあの悲惨な町が・・・


道路沿いの店舗も

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民家も

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全部一面ガレキ野原と化している・・・

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道ができているだけ
これでもだいぶ片付いた後なのです

目をそむけたくなるこの情景を
あえてしっかり目に焼き付け
そして写真に収め
決してこの悲劇を私たちは
忘れてはいけないのです

そしてここから
ガレキ野原に道をつくったように
復興への道をつくっていきましょう


ざっきぃのところも

かろうじて少し2階を残して
流されてました
お父さんの車は無残に傷だらけで
流されて離れたがれきの山に
斜めに突き刺さり


漁師をしてたお父さんの3艘の船も
流されてしまい

それでもお父さんは
命だけは助かったと
頑張るしかないと・・・
とても力強くおしゃってました

なんて言ってお声掛けしたらよいかと
戸惑っていた私を
逆に元気にしてくれるほど




避難所となっている
山田町船越防災センターに到着すると


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そこには私なんかより
はるかに強い山田の方々がいました


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笑顔もみることができ
むしろ私の方が
元気をもらっている気がします

あの日からずっと
電気も水道もない避難所での生活
当然洗濯など出来るはずもなく
ずっと換えることのできないでいた靴下

なので
みんなの靴下はとっても喜んでくれました
きっと避難所の方々の
足も心も暖めてくれるでしょう


「靴下なくて困ってたから欲しかった~」 とおばあちゃん
おばあちゃん
私はその言葉が欲しかったです

来てよかった
お役にたててよかった



そして
私が欲しかった
もうひとつ・・・


このふたりの笑顔


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やよいちゃんのお爪には
ざっきぃがしてあげたネイルがのってました

OopsNAILでお仕事をする
姉から妹への元気の発信だったのかな


この笑顔が本当に欲しかった


町がもとに戻るのは
まだまだ時間が必要だけど
人の笑顔は小さなきっかけで取り戻せる


~ネイルを通してたくさんの笑顔と出会いたい~
OopsNAILのコンセプトが
改めて脳裏に蘇ります


もっともっとたくさんの笑顔を
取り戻せるよう
私は働きかけます

Advance Together ~一緒に前に進もう~