セルフカラー

美容室に行くまでの繋ぎとして、自分で染めるという事は多々あることと思います。

美容師として積極的に勧めるわけではありませんが、絶対にするなというわけにも行きませんし、

むしろ「常に綺麗でいるための方法」としてはありだと思います。

ただ、市販カラー剤を使う場合は、皆さんに注意していただきたいことがあります。

髪をダメージさせないで、髪を綺麗に美しくしていきたい私たちとしては、

その辺を踏まえてお使い頂きたいので、注意点をお伝えしたいと思っております

カラー剤とは大きく分けて2つの要素に分けることができます

1剤

色素

アルカリ剤

髪の表面にあるキューティクルを開き、色素を入れ入れやすくする成分

残留する事で髪にダメージとして残ります

2剤

過酸化水素

メラニンを分解して黒い髪を脱色、そして色味を発色させるという役割があります

サロンカラーと市販カラーは、基本的は同じですが、大事にしているところが違います

まずアルカリ剤の違いですが、アルカリ剤とは揮発性と不揮発性というものがあり、

サロンカラーに使われているのは揮発性、

市販のカラーは不揮発性となります、

つまり市販のカラーは、アルカリ剤が残留しやすい

ので、ダメージさせないためにはこのアルカリをきちんと中和することがかなり重要です。

次に過酸化水素、

過酸化水素とは脱色と発色を促す成分で、濃度が1%から6%までとなっております。

濃度がより低い方がダメージの軽減になりますので、サロンカラーでは1.5%から6%までを、髪の状態により調節して行いますが、

市販のカラーでは6%一択となります。

根元のみを染めるだけならまだいいのですが、6%で元々ダメージしている毛先まで染めてしまうと、傷んでしまうというわけです。

市販のカラーで明るくなってしまった髪を黒く染める場合などは、まさにこのパターンですね

VSOPではこのアルカリの中和という作業はもちろんきちんとやらせていただいてます

綺麗な髪にするにはまず、「ダメージさせない」

というところをベースにするのが重要です

どうしても市販のカラーでたまに染めるという方ご安心ください、

そういう方のための残留アルカリ除去できる商品もございます。

どうぞご相談下さい。髪をダメージさせないヘアケアライフを送っていただきたいと思います