2016年9月5日、いよいよ抗がん剤治療の入院のために母と病院へやって来ました。

入院手続きを済ませ、2人部屋の廊下側のベッドに荷物を置いて、お隣のOさんにご挨拶していると、担当の先生に呼ばれました。

先生は私にTS-1と書かれた説明書と同意書を見せ、「TS-1についてですが、お母様にはもうお話ししましたが、娘さんも読んでください。そして二人でよく話し合って、三十分後に知らせてください。」と言いました。

さらに先生は「この試験薬は原発不明がんで、まだ抗がん剤をやっていない方に声をかけています。」と言いました。

これはチャンスだ!と思いました。

それにTS-1は錠剤で、二週間毎日朝晩二回服用するもの。自分で管理するのは厄介だけど、これなら病院でやるのはカルボプラチンだけだから点滴時間が短くて楽!通院も楽!

そしてなぜかこの時の先生はいつにも増して目ヂカラが強く、きっぱりした強い口調からも「こっちやった方がいいよ真顔」と訴えているようにも感じました。気のせいか…。

⑤へ続きます。