レイ・リオッタ
ロバート・デ・ニーロ
ジョー・ペシ
監督 マーティン・スコセッシ
1950年代~実在したマフィアの男をモデルに製作されたアメリカン・ギャング映画。
ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)は幼い頃より、「ワイズガイ」と呼ばれるマフィアの世界に憧れ、12歳の時からブルックリンの街を牛耳るポール・ポーリー・シセロ(ポール・ソルビノ)のもとで使い走りを始めます。やがてヘンリーは本物のマフィアとして、強奪専門のジミー・コンウェイ(ロバート・デ・ニーロ)や、チンピラのトミー・デビート(ジョー・ペシ)といった仲間たちと共に荒仕事に手を染めるようになります。何度かの刑務所暮らしを経ながらも、ヘンリーはカレン(ロレイン・ブラッコ)と結婚、子供ももうけます。そして1978年、ケネディ空港で犯罪史上空前の600 万ドル強奪事件が発生、FBIの威信をかけた捜査が始まりますが、事件の鍵を握る証人たちは実行犯のジミーらの手によって次々と口を封じられます。策に窮したFBIは、その頃麻薬密売事件で逮捕されたヘンリーに目をつけます。彼は事件には直接関与していませんでしたが、組織の内部事情には十分すぎるほど精通していました。麻薬に手を出した事により育ての親ポーリーに見離され、そして相棒のジミーにも自分の命が狙われていることを知ったヘンリーは、連邦証人保護制度の下で余生を送るために証言することを決意します・・・。
淡々と進んで行くようなストーリーにも受け取られるが、心理描写は見事です
実話に基づきながらも刺激的でスタイリッシュな、マフィア映画の古典とも言える作品で、巨匠マーティン・スコセッシ監督の輝かしいキャリアの1ページを飾る作品ですね
主演のレイ・リオッタの出世作となった作品ですが、彼の好演は元より、脇を固めるロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシが素晴しいです