ーあの夜、椅子にかけた背中に羽を広げてすらいたのに 私にはもう気づけなかった。かえってきた部屋で記憶の探しものをねむらない夜に わずかに寄せる波が少しだけかすって残像を映す足りないから行かなければふれる奇跡をみつけに天使のそばの水辺でいつかの青がたぶん永遠であるのをみに。