日曜日、私の参加は3回目となる古本市が開かれました。
今回は、350人程度のお客様で
いつもよりも来場された方は少なく、本はだいたい半分くらいが売れました。
朝は30分以上前から行列ができ
開場をお待ちになっています。
また、バスで20時間以上かけて!マットグロッソ州から
古本市のためにいらしてくれた方もいました。
「本があれば、何もいらないの。」という本好きのおばあちゃんでした。
日本の価値観で言えば、ぼろぼろの本も、虫食いの本も
商品として売っていいの?という本も、
あるいは、こんな専門書誰が読むの、内容が相当古いのにな、
という本も、売れたりして
ああ、本を自分の価値観で判断してはいけない
何が“いい本”なのかは、人によって違うのだ。ということを
また再確認しました。
司書は本を選んではいけませんね。判断してはいけません。
しかし現実には、選ばなければいけないこともあります。
なので、そのことを覚えておくということが、大事なのだと思います。
本を販売する ということをしていて、気づいたこともあります。
最初は、寄贈でいただいた本だし、そんなに高価な値段はつけられない。
とか、私は本を扱うけれど、古書店ではないから、値段はわからない
と言い訳していましたが、関わるうちに、
本にはその本に値する値段をつけるべき、だと思うようになりました。
移民関係の本は、貴重な本がたくさんあります。
ブラジルで発行されたものは、日本では手に入りにくく、
発行部数も少数で、絶版のものもあります。
そういう本は、やっぱりプレミア度を加算して値段をつけるべきだと。
内容を含め、ある程度の評価がある本、価値の定まった本には
それにふさわしい値段をつけてあげることが
なんというか、本に対する敬意だと思います。
さてさて、ブラジルの現在
日本語の本を読める方は、日本で生まれた1世の方が多く、
2世、3世と世代が新しくなるにつれ、
日本語を使ったり、読める人は減っていきます。
時間の流れはどうすることもできません
日本語の本がいつまで必要とされるのか、実際のところわかりません。
私はあと5ヶ月の任期、
日本語の本を読みたいという人と、本を
少しでも多くつなげられるような活動を
できたらいいなと思います。