こんにちは!オオサンです。
突然ですが、音大について書こうと思います。
ていうのも、音大ってちょっと謎に包まれているかなと思ったので…現役音大生が少し喋ろうと思います。
目次
どんな生活?
まずひとつ言えるのは忙しい!
授業数に関しては普通か、少ないくらいだと思いますが、なんと言っても「練習時間」が生活の大半を占めています。
しかし、専攻によっても異なります。
例えば、歌だったら、長時間歌うと体を壊す危険があるので、〜2時間程度だと思われます。しかし、器楽はいくらでも練習してますね。ピアノが1番長く練習しているイメージがあります。
授業内容は様々で、普通に英語とかその他の言語系(これも決まっている訳では無いけど、声楽だとイタリア語、弦楽器だとドイツ語、サックスはフランス語とか専攻によって違いが出ます。あとは、好きな作曲家によっても違ってきます。)と、歴史、文化、心理学とか社会学なんてのもありますね。
プラス音大らしい授業と言えば、和声法、ソルフェージュ、実技、室内楽、オーケストラ、吹奏楽、副科、etc…があげられます。
実技というのは、自分が専攻している楽器のレッスンです。
大体は週に1回ですが、大学によって、後は就いている先生が、教授か外部講師かによってもレッスン頻度が変わってきます。
副科というのは専攻している楽器以外に演奏するレッスンのことです。
大抵はピアノか声楽です。
ですが、楽器によっては、例えばヴァイオリン専攻がヴィオラのレッスンを受ける。みたいなこともあります。
そして、この実技、副科のレッスンで行う曲の練習、加えて室内楽やオーケストラ、吹奏楽で行う曲の練習、さらにサークルや外部団体の曲の練習など、たくさんの曲を効率よく練習する必要があります。
私的にはここが1番大変です。
道は自分で切り開く
課されたタスクをこなすだけではだめ。
強い言い方をしましたが、本当の話。
音楽大学に通ったところで…というのは皆さんにも分かっていただけると思います。
自分でコンクールやオーディションを受けたり、コンサートを開催したり、とにかくセルフプロデュースが必要となってきます。
あとは、サークルとかも、音楽系のサークルが沢山あるので、サークルでコンサートを開いて…というのもよく、見受けられますね。
バイト?
先程忙しいと言いましたが、それでもバイトしてる方も沢山いらっしゃいます。
夜とか土日とかを利用して…です。
ただバイトに明け暮れる日々を過ごしている人はほぼ一人もいないでしょう。
さらに言えば、音楽系のバイトをしている方もいらっしゃいますね。
例えば結婚式の演奏者とか、聖歌隊とか、楽器のレッスンをしたり、ホールのバイトなんかもあると思います。
モチベーション
音大生に病んでいる印象がある
という方はいらっしゃいますか??
これは大学に限らず音楽高校とかでもそうなのですが、中退とかは全然ありますし、うつ病など、精神病にかかる方も沢山いらっしゃいます。
かなりシビアな世界なので覚悟が要りますね。
仲間同士のギスギスもまちまちですね。
ないとは決して言いきれませんし、あとは人前で演奏をする恐ろしさというのもあります。
トラウマになったり、不安症になったり…
そして周りを見たら、緊張したことないとかいう猛者もいたりする。
そりゃ病みますよね。
しかし、それでも頑張れ!!
これが全てになります。
自分が初めに楽器を持った時の感動を、音楽をやっていて楽しいと感じた瞬間を…思い出したり、上手い人の演奏を聞いたり、
そうやって自分で自分を鼓舞して、昨日の自分を超えていくのです。
もっと上手くなりたい。
結局、この気持ちが全てなのだと思います。
ただ、誰しも怠け心はあります!!!!
音大生は楽器好き努力好きの変態!って言うわけでもなく、むしろそうじゃない人が多いと思います。みんな、なかなか出来ない、頑張れない自分に苦しみながら、それでも音楽の楽しさに抗えずに、結局頑張ってしまうのです。
変人ばかり?
いえいえ、全然そんなことありません。
むしろ普通の子が多いのでは??
美術系の方は見た目から伝わる面白い人が多いですが、音楽は割とそんなことありません。
大体、著しく協調性に欠けすぎた人は人と一緒に音楽は出来ませんし、倫理観と理性を失いすぎた人がコツコツ練習できるかと言われれば…うーん🤔でしょう。
しかし、寛容かどうかと聞かれたら、答えはYES!大きなYESです!!
協調性ない人、理性失いがちな人、ウェルカムな感じではあります。面白いなぁこの人、そう思われるでしょう笑笑