福島県玉川村の第三セクター「道の駅たまかわ」が、村で生産が盛んな「サルナシ」を使った特産品作りに取り組んでいる。ジャムやカレーといった食品に加え、美容クリームなども製品化。「おいしくて栄養価が高いサルナシの魅力を知ってもらい、村の知名度アップにつなげたい」と意気込む。

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 サルナシは、実の形と風味がキウイフルーツに似たマタタビ科の植物。ビタミンCが豊富で、整腸作用があるとされる。村内では、耕作放棄地対策として25年ほど前に栽培が始まった。現在は農家8軒が年間約20トンを生産。全国有数の産地となっている。

 道の駅が村で生産される全量を引き取って加工、販売。開発した商品数は40種類に上る。定番のドリンクは、酸味が強い果汁100%から皮も一緒に絞ったマイルドな飲み口のものまで複数を用意。ワインや日本酒をベースにしたリキュールも人気だ。

 東京電力福島第1原発事故後は、風評被害を受けにくい食品以外の製品開発にも乗り出した。果肉を練り込んだ美容クリームは、保湿に優れながら、さっぱりとした使い心地を目指した。

 福島空港(須賀川市、玉川村)に近い道の駅と空港売店のほか、インターネット通販で扱っている。ドレッシングやバターといった新商品も近く登場する予定だ。道の駅の穂積俊一駅長は「サルナシの風味を生かし、子どもからお年寄りまで気軽に手にしてもらえる商品作りを心掛けている」と話す。

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