センシティブな話題をどう扱うか。
興味深い記事を見つけた。
NHKニュースより、以下転載。
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BBCが声明出し謝罪
1月22日 5時38分
イギリスの公共放送・BBCが、コメディー番組の中で、広島と長崎の両方で原爆の被害に遭った被爆者の男性を「世界一不運な男」などと取り上げ、ロンドンの日本大使館が抗議していた問題で、BBCは21日、声明を出し、「日本の方の気分を害し、申し訳ない」と謝罪しました。
この問題は、BBCの人気コメディー番組「QI」が先月17日の放送の中で、広島と長崎で2度、原爆の被害に遭い、去年1月に亡くなった長崎市の被爆者、山口彊さんのことを「世界一運の悪い男」などと、冗談を交えながら取り上げたものです。ロンドンの日本大使館は、今月、BBCと番組の制作会社に対して、「日本国民の感情への配慮を欠いている」などとする抗議の書簡を送っていました。この問題では、番組のプロデューサーが書面で「不快な思いをさせたことを極めて遺憾に思う」などと表明しましたが、BBCは21日、制作会社と連名で声明を出し、「日本の方の気分を害し、申し訳ない」と述べて謝罪しました。そのうえで、「番組には、人々の気分を損ねたり、取り上げたテーマを侮辱する意図は決してないが、日本人にとっていかに敏感なテーマであるかを考えれば、内容が不適切だと受け取られた理由は理解している」と述べ、配慮が欠けていたという見解を示しました。BBCは日本大使館に対し、近く書簡を送るとしています。
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私はこのニュースに触れるまで、山口彊さんの存在を知らなかった。
二重被爆とは私たちの想像を絶する経験なのだと思う。
それを笑いのタネにすることは、侮辱行為とみられてもおかしくない。
ただし、sense of humorは国によって違う。
アメリカンジョークを笑える日本人は一体どれだけいるか。
だから、そもそも日本人がイギリス人の笑いを真に理解するのは難しいことなのだろう。
そして、どういう意図でこのプロデューサーが二重被爆を取り上げたかは定かでないが、
この番組を通じて二重被爆という事実を知ったイギリス人、ひいては日本人もいるのだ。
入口が「笑い」であっても、その向こうに発見があるのなら、もしかしたら許されるのかもしれない。
もちろん、人を傷つけることはよろしくない。
でも例えばどこかで一人が傷つくかもしれないけど、眼前の観客や多くの視聴者に笑ってもらえることは絶対悪だと言えるのだろうか。
ただ、これを放送したのがBBCだということが議論を加熱させている。
公共放送がタブーに挑戦する意義はあると思うが、あくまで慎重に行えという教訓を示されたカタチとなってしまった。
頭をからっぽにして見られる日本のお笑いもいいが、この番組、観てみたい。
興味深い記事を見つけた。
NHKニュースより、以下転載。
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BBCが声明出し謝罪
1月22日 5時38分
イギリスの公共放送・BBCが、コメディー番組の中で、広島と長崎の両方で原爆の被害に遭った被爆者の男性を「世界一不運な男」などと取り上げ、ロンドンの日本大使館が抗議していた問題で、BBCは21日、声明を出し、「日本の方の気分を害し、申し訳ない」と謝罪しました。
この問題は、BBCの人気コメディー番組「QI」が先月17日の放送の中で、広島と長崎で2度、原爆の被害に遭い、去年1月に亡くなった長崎市の被爆者、山口彊さんのことを「世界一運の悪い男」などと、冗談を交えながら取り上げたものです。ロンドンの日本大使館は、今月、BBCと番組の制作会社に対して、「日本国民の感情への配慮を欠いている」などとする抗議の書簡を送っていました。この問題では、番組のプロデューサーが書面で「不快な思いをさせたことを極めて遺憾に思う」などと表明しましたが、BBCは21日、制作会社と連名で声明を出し、「日本の方の気分を害し、申し訳ない」と述べて謝罪しました。そのうえで、「番組には、人々の気分を損ねたり、取り上げたテーマを侮辱する意図は決してないが、日本人にとっていかに敏感なテーマであるかを考えれば、内容が不適切だと受け取られた理由は理解している」と述べ、配慮が欠けていたという見解を示しました。BBCは日本大使館に対し、近く書簡を送るとしています。
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私はこのニュースに触れるまで、山口彊さんの存在を知らなかった。
二重被爆とは私たちの想像を絶する経験なのだと思う。
それを笑いのタネにすることは、侮辱行為とみられてもおかしくない。
ただし、sense of humorは国によって違う。
アメリカンジョークを笑える日本人は一体どれだけいるか。
だから、そもそも日本人がイギリス人の笑いを真に理解するのは難しいことなのだろう。
そして、どういう意図でこのプロデューサーが二重被爆を取り上げたかは定かでないが、
この番組を通じて二重被爆という事実を知ったイギリス人、ひいては日本人もいるのだ。
入口が「笑い」であっても、その向こうに発見があるのなら、もしかしたら許されるのかもしれない。
もちろん、人を傷つけることはよろしくない。
でも例えばどこかで一人が傷つくかもしれないけど、眼前の観客や多くの視聴者に笑ってもらえることは絶対悪だと言えるのだろうか。
ただ、これを放送したのがBBCだということが議論を加熱させている。
公共放送がタブーに挑戦する意義はあると思うが、あくまで慎重に行えという教訓を示されたカタチとなってしまった。
頭をからっぽにして見られる日本のお笑いもいいが、この番組、観てみたい。