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コバレフの試合で触れたゾウ・シミン。
ゾウ・シミンは、序盤のゲームを完璧に遂行していた。
はっきり言って、格が違うとさえ思える流れ。
ダウンも奪った楽勝ゲームの展開にもかかわらず、
相手の成り上がってやる!というか
「いったれぇーー!!」という突貫する意思と頭から突っ込んでくるやり方に対して、
バッティングへの意識を植え付けられながら、
ゾウ・シミンは、"セーフティに行きたい"という心を見せてしまう。
そんな二人の心が交差した結果、ゾウシミンは結構な数で、右の大きなパンチをもらってしまう。
実力者である部分を否定するつもりはないが、勘違いしてるんじゃないだろうか??
ガードをぶらりと下げながら、体捌きをアピールしてる割に、
意外と鈍重なパンチを再三もらうし、
ロープ際やコーナーにも据え付けられる。
前回もフルマークに近い試合なのだが、無駄なパンチをもらう。
明らかに、誘い水で選んだ場所ではなかったと見えた。
僕は思った。
こいつ、、、日本人が挑んでいっても苦戦するんじゃないだろうか…と。
試合は、ゾウ・シミンの判定勝ちを収めた。
ジョー小泉さんは語っていた。
「ゾウ・シミンは、次にアムナットに挑戦します」と。
僕は、アムナット・ルエンロエンが嫌いじゃない。
むしろ、好きだ。
あの、のらりくらりのテクニシャン。
アムナット×ゾウ・シミン
これこそが、完全なるフィームー対決だ。
アムナットは…タイ人だ。
以前にも書いたが、タイ人の選手は落ちだしたら早い。
しかも、アムナットは一度「悪」に手を染めた男だ。
それ故に、ムエタイに戻る足も無い。
アムナットの背中は、崖っ淵とも言えるのだが、、、
こういう男は、また淀んだ欲にかられてしまうのではなかろうかと、
地に堕ちていく予感もしている。
アムナットの井岡一翔戦における、テクニシャンぶり!
狡猾なムエタイ要素的に使うパンチに目を見張るものを感じたし、
モチベーションも高さが好感を持てた。
でも、もう限界かもしれない。
年齢もだが、タイでのボクシング世界戦は大したお金にならない。
ゾウ・シミンと、マカオでビッグファイトか?
中国、、、接待漬け&ビッグマネーで腐る要素が頭をよぎる。
ここで敗戦して、日本に来日して、井岡一翔に勝った男というレッテルを使って噛ませ犬になるあしがかりの試合になるのか…。
いや!!
そうではなく、アムナットは自分の生きている崖っ淵の状況を理解して、
自分を律して、ゾウシミンと戦えるのか!?
改めて言う。
これこそが、完全なるのらりくらりのフィームー対決だ!!
ちょっと時間が無いので、明日に続きとロマチェンコについて書こうかなと検討します。
ではー。