指導・教育・人間の器を考えるPart3 | おおおかのボクシングBLOG

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そしてレッスンの三日目になる。

ついに実践形式を取る事になる。
ゴールを使っての練習だ。
ミゲルさんは説明する
「ここで大事なのは一対一の場面だ。
たとえ自分のゴール近くでボールをる持っていても怖がらないこと。
お尻と肩をしっかり使ってね。」
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自陣近くで敵に囲まれた場面からの局面の練習だ。
ミゲルさんは
「おしりー、おしりー!」
「筋肉ー、筋肉ー!」
なんて声をかける。
今度は、サイドのタッチラインでの練習。
ある子がボールをカットされる。

ミゲルさんは、「もう一回ね」と声をかける。
パスを受ける際に、敵からのプレッシャーに怯んだ場面だった。
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腰が引けている。

ミゲルさんは、自分が変わって見本を見せる。

そして、取られた子供に「今のプレイ、どう思った?何が違った?」
と聞く。
子供は、子供なりの意見で答えを出して言う。
「足裏でコントロールをしてた」

ミゲルさんは、「そーう」と言う。

ミゲルさんは、選択肢は与えるが答えは言わない。
答えは、子供に考えさせる。

その上で、もう一度その場面を実践させる。
答えを自分で発見させて、プレイで成功したら一緒に喜んで走る。
次の子供達にも声をかける。
「プレッシャーも怖くないぞー!」
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僕も、次やりたいなあ~って顔をしている。
そして昨日書いた、優しい性格で前に出れない桑野太郎くん。
攻めている場面なのに、ボールを止めてシュートまで行くのをやめてしまったんです。
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ミゲルさんは、その場面を見て、プレイを止める。
ミゲルさんは、太郎くんに問いかける。
「ディフェンスは、どこにいる?」
太郎くん「後ろ」
ミゲルさん「それってタロウにとって良いこと?悪いこと?」
太郎くん「良いこと」
ミゲルさん「そしたら、どうする?」
太郎くん、その局面を想定して、シュートを打つ。
ミゲルさんは、「そーう」と言って太郎くんに話す。
「自信を持って!
ほら、ゴールをよく見て!
ハートを込めて打つんだ」
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ミゲルさんを見ていると、すごく思うんです。
この人は、腰を落として子供の目線の高さに合わせて話す場面が多い。
上から子供達と接しようとはしない。

ある子供がパスが弱かった場面でもプレイを止める。
冗談を交えて、ボールに息を吹きかけて

「コウタロウ、思い切り息を吹きかけないと届かないなぁー」
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と言って、皆もコウタロウ君を楽しませる
もう一回、その局面をやらせる。
そして、早いパスを出させる。
そして褒める!

ミゲルさんは言う。
自分で見つけた答えなら、一生忘れることはありません、と。

そして、初日の練習時にあったような場面が出てくる。
子供が自陣の危険なエリアで、中央に広いエリアがあると見てドリブルをする。
それを取られて失点してしまう。
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普段なら「中は、危ない!!」って注意される場面だ。
そこでミゲルさんは、
「ボールを取られても問題ない。
誰だってミスはする。
ミスから学べばいい。
問題ない。
次に取られなければいいんだ」

「次は取られないと言ってごらん?」
と言う
子供は照れ臭そうに「取られない」と言う。
ミゲルさんは、
「モット!」
「モット!」
と大きな声で言うようにと声をかける。
恥ずかしげに子供は「次は取られない!」と大きな声で言う。
そして、褒める!!
失敗を恐れず、何度でもチャレンジをさせようとする。
その勇気を与えるのがミゲルさん。
目線を子供と同じ位置に落としている。
橋本くんという子供は、ドリブルが苦手でした。
そんなミスで取られた後、もう一度行う。
ミゲルさんに背中を押されて、挑戦する!
右サイドに走って、右の足裏で止めてすぐ左足で叩いて突破する。
ミゲルさんは言う。
「おーー!
ハシモトー!!
うまーい!
新しいネイマールね!」
と言ってハイタッチをして褒める。
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うまいプレイが出来たと実感したところに、
今やトップアスリートであるネイマールの名前を出されて自信が付かないはずもない。
子供は素直なんです。
子供たちも、橋本くんに「ネイマール」と言って話かけたりする。

チーム代表の川上さんは
「これは目からウロコですね。
動きが全然ちがいますよね。
持ち方も、置き方も。
後ろ向いてても怖がらなくなっている。
これは、カルチャーショックです」と話す。
一流の手にかかれば、1日で変わってしまうのか…という顔をしている。

そして、ミゲルさんと監督の徳井さんが話をする。
監督は、ミゲルさんの特長を語る。
「ミスが起きたら、怒るわけではなく、一度プレイを止めて説明する。
そして出来たら褒める。
その繰り返しをトレーニングでされてるなと感じます」と言う。
ミゲルさんは言う。

「私は、、、ある選手の事を思い出すんです。
チャンスで、シュートを打ったら《そこはパスだろ!!》と怒鳴られ、
次にパスを選択したら《シュート!!シュートだろ!!》と怒鳴られてました。
その選手はどうなったと思います?

……その選手は、自分から積極的なプレイをしなくなってしまったのです。
僕らね、大人の責任は大きいんです。
まずは子供の判断を尊重し、
失敗を見つけても、後で指摘すればいいんです。」



子供の成長は、大人の関わり方次第という事だ…。

明日に続く。