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神村エリカ選手が引退を発表しましたね。
すごく残念に思いました。
山木ジム(これってボクシングのみにしたからだったっけ?)からターゲットへ移籍した。
ターゲットといえば、伊藤隆代表。
この人も山木ジム出身者であり、今やRISEというキック団体のプロモーターでもある。
それは、さておき神村エリカは15~16歳でデビューして6年くらいで31戦28勝!
おまけに女子選手で、半分以上の確率でKO勝ちという素晴らしい戦績だった。
もちろん彼女だけの存在では無く、RENAもいたから女子立ち技格闘技に勢いを当時与えつつあったと感じてました。
圧倒的な強気な姿勢で、左フックの倒しっぷりを魅せて自然な形で、RISEのエース格になっていきました。
そんな神村エリカ選手に僕は以前、短めのブログで書いてました。
要約すると
「どんどんフック強振型になってきてる」
「10代のヤンチャでギラギラした顔の時が好きだった」
「垢抜けて、オシャレになってきてるけど、、、大丈夫か?」
プロとして見た目をよくするのは大事だと思うのだが、そういう気概に見えなかったんですね、当時。
引退発表の言葉を聞いて、妙に納得出来たんですけどね。
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というわけで、神村エリカが体調も優れず、自分を作れなかった部分もあるだろうけど、その乱雑になっていた試合スタイルで挑んだ、
新世代のエース決定戦と言ってもいい対戦であった神村エリカ×RENAを回想して書きたいと思う。
また次回、書ければとおもってますm(_ _)m
神村エリカは、攻撃的な選手だ。
とにかくスピードの早いコンパクトな攻撃と前へ!前へ!の姿勢で驚かせて、相手を潰しにいくスタイルだ。
RENAも攻撃的な選手だと言われるし、ポンポンと攻撃しますけど
前へ前へ!ではなく、左右に動いてゲームメイクして、ボディブローをまじえて散らしの攻撃がいい選手だ。
「さて、スパーの一戦もあったし、どうなるかなー?」
と思っていたが、RENAもそうだが及川道場の会長である及川選手の授けた戦略がドンピシャだった!
僕は、「こういう戦略で来たかー!気の強い神村エリカはイラつかせたらチャンスだと思ってたけど、すごいなぁー!!」
RENAは、リードを打ってサイドから攻撃、カウンターで打ち込みに行くより当てにいく、触りにいくみたいな形を取ると想像してたのだが、
RENAの方が、先に手を出し前へ出る形を選んだのです。
神村が出たい時に先に出てつぶして、次はフェイントをかけ結局接近戦の形を取る。
左ミドルとちょっと前手を伸ばした所からのわかりにくい左フック(しかも、肘の角度も90では無い形の独特なものだ)をぶち込むスタイル、相手を驚かせて下がっていったら縦肘など危険な攻撃で、萎縮させるという形・リズムが作れない。
前進するディフェンスワークと前蹴りなどで、神村エリカはどんどんリズムが狂い、イラつき、自滅していった。
この試合より前に二人が始めて手を合わせたシュートボクシングのリングで、スパーリング用の10オンスくらいのグローブでダウンを奪われたRENAが!
僕は、この時に
"神村エリカが強くなるための壁・試練が増えた"という事に喜びを感じたのだが、、、。
(この後、紅絹もみ選手に勝ってRISE王者になって乗り越えてるとも言えるんですけどね)
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そんなわけで、RENAの方がテレビの露出も多いので人気もあるのだが、僕は神村エリカの方が断然好きだった。
お疲れ様でしたm(_ _)m