リカルド・マヨルガみたいな選手も好きなんです! | おおおかのボクシングBLOG

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リカルド・マヨルガ。
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ニカラグアのボクサーで、
ニックネームは”El Matador”闘牛士。

練習するタイプにはとても!見えないが自信旺盛で「私はスーパー・チャンピオンでスーパー・ロコ(クレージー)だ」と言い放つ男です。

会見では、下品な言葉でいつも相手を挑発、
チキンやリンゴをかじりながら計量を行い、自分の胸をボンボン叩く!

おまけに、試合終了後のリング上で煙草吸う!

WBC王座時、スライマン会長が
「はたして喫煙者をチャンピオンと認めていいものか…」と悩ませたヘビースモーカー。
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記者会見でビールを飲んでたなぁー、
そんなパフォーマンスをするというだけで好きというのではない。
試合もハチャメチャだ。

そういえば、ニカラグアのボクサーといえばアレクシス・アルゲリョという偉大なボクサーがいた。
常にボクシングに対して真摯に取り組んでいた名選手だ。
ボクシング界では、
ニカラグアのボクサー=アレクシス・アルゲリョ!
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だったのが、
マヨルガという田中眞紀子似(すいません)のこの危険なボクサーが現れてイメージが変わってしまうほどインパクトがあった。

アルゲリョのボクシングは、
強さ、そして美しさもあった。
ブロッキングが完璧で、いつも崩れないフォーム!
そのあたりは、YouTubeでケビン・ルーニー戦(⬅︎マイク・タイソンの師カス・ダマトの弟子でもある名トレーナー)を見たら、わかりやすいので。
あと、足さばきに無駄を感じさせない!
右ストレートは、綺麗に的を射抜く矢の様!
左フックは、最高の斬れ味!
何も無駄を感じさせないボクシングの姿どおりに、
相手を観察し、
自分のゲームをも客観視できる視野・頭の良さ!
を魅せる完璧な選手。
パーフェクトなボクサーファイターの鏡。
それが、アレクシス・アルゲリョだ。


それに対してマヨルガは!

とにかく相手のパンチを被弾することに怯えない。
相手のサンデーパンチに合わせて、中に入っていく
いや!野性の勘だけで、殴ろうとしているのか?
そんな問題ではなく、根っからの殴り屋なのか?
詰めていく時の右は、女の子が殴るかのような上からのメチャクチャなパンチだ!
もう、腕っぷしが強いんだろうとしか言いようが無い。
(これで、フォレストからダウンを奪うんだから凄い!)
「とりあえず殴りたい!」といった感じで荒過ぎるパンチを振り回し、
対戦相手を追い詰めていく、
それによって、相手は精彩を欠き、猛牛のごとく荒れ狂うマヨルガの突進を振り払うだけで自分のリズムを崩していく。

マヨルガは、ディフェンス能力・危機察知能力がダルチニャンのように高くない。
なので、まともにパンチをもらう事もしばしば。

そしたら、「おらおら、効かねーよ♡もっと打ってこいやー」とからかう!
(トリニダードにからかうアピールをして、左フックをもらい、ぐらついた時はたまらなかった!殴られるパンチが分かっていても、効かせるトリニダードは最高だった!)

相手を呑み込み、
冷静さを失わせ、
セオリーにないパンチを織り交ぜて、
勝負を決める。
これが、リカルド・マヨルガだ。
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リカルド・マヨルガの出世試合といえば、
WBA世界ウエルター級王者のバーノン・フォレストと、WBCのベルトを持つマヨルガとの統一戦だった!


フォレストは、当時ライト級最強の名を手にしていたシェーン・モズリー(アマチュア時代とプロと!デラホーヤに勝ったのがすごい!)
に勝った男として、
期待の声も大きかった。
ところが、、、

先ほど書いたマヨルガ戦法

パワー&ケンカボクシング

に、はまった!
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「自分の試合に10万ドル(約1,200 万円)賭けた!オレがフォレストを倒さないと勝てないギャンブルに賭けたんだ!判定勝ちしてもパーになるんだよ」とほざく!

マスコミにもウソだと思われ、冷たくあしらわれながら、
ゴシップ・チャンピオンぶりを発揮しつつ、真面目なフォレストをイラつかせた!
それにしても、
モズリーにアマ・プロ合わせて、3連勝したフォレストに連勝したマヨルガ…。

ボクシングをよく見ている人は、
「これは相性が悪いなぁー」
という言葉を使うと思いますが、

オスカー・デラホーヤ
シェーン・モズリー(ジョー小泉さん風だとモズレー)
バーノン・フォレスト
そして、リカルド・マヨルガ
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この四人の関係性以上に、この言葉がハマる事はあるのか?

だからボクシングは面白い。