藤原敏男先生は、凄いんです! | おおおかのボクシングBLOG

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ちょくちょく通う、下北沢の犬拳堂さんというカレーBARと言っていいのでしょうか、
そちらの犬竹さんというマスターにリクエストして見せてもらった藤原敏男先生の試合を観て、その感想を書こうと思います。
photo:01


これを呼んで下さってる方、よろしければ皆さんも行って下さい!
優しいマスターですので!
多分、◯◯の試合映像ありますか?とリクエストすれば結構持ってますよ、あの人は。

…って、感想ですね!

まず、藤原先生といえば、本場タイの王者モンサワン・ルークチェンマイを破った、世界初の外国人チャンピオンとなった「タイでも今も生きる伝説」的存在です。
photo:02



見たのは、あの「西城正三」ですよ!
あと「シリモンコン!」との試合でした。

西城正三といえば、日本人初の海外(アメリカで!)での世界王座奪取した日本人ボクサーです。
と藤原敏男の一戦。
とんでもないマッチメイクだなと感じるが、これが現実なのですね。
photo:03


まあー、藤原先生の取り組み方など色々聞いたことあるが、独特な選手だ。
上体というか頭もわりと動き、手足がガチャガチャ動きまくる。
それでいて、スイッチヒッターでもあり、リードパンチがストレートのように放つ時もあり、前手で相手の身体を押すような動きもある。
距離もどこが主戦場か、よくわからない。
先日、書いた小林聡のような対角線コンビなんてパターン化された攻撃がない、。
フットワークも、少し変で、
これは、相手からしたら

「何を仕掛けるか、わからない」

「セオリーがない」

この戦闘スタイルを選んでいるのは頭脳戦で優れているんだろうなと思わされる。
「対戦相手の頭脳を破壊する」スタイルであった藤原先生は、西城正三さんを全く寄せ付けない!
三ラウンドに本気の仕掛けをし出した藤原先生の攻撃にタオル投入という試合は不穏な試合に終わる。
でも、藤原先生を堪能するには十分な試合だった!

photo:04


シリモンコンとの試合は、死闘だと聞いていたが、これぞ頭脳戦という試合に思えた。
これを見て思うのは、もし現在にこの藤原敏男というキックボクサーがいても最強とは言えないが通用することは間違いない!!

藤原先生は、総合格闘技の選手のようでもあり、だからといって、外側からの肩に力が入ったパンチの選手でもない。

キックボクシングだけの練習をせず、レスリングや色んな武道( 剣道などは黒崎先生とよくされてたとか。間合い・空間把握力を高めたのか…)の良さを吸収するように練習し努め、
その中で、自分の合うものだけを,ものにしたい事を取捨選択し、自らのファイトスタイルを築きあげた。

こんな書き方をすると、ただの変則ファイターと思われそうで不安だが、格闘技が好きな方なら「じっくり」見ると面白いので、一度お試しを。

photo:05


この偉大な先生の元、山本真弘という選手が生まれた事を考えても嬉しくなりますね。
今日は、ここまで