現在バラエティ番組などに多数出演し
世間で変な人扱いされている武井壮さんですが
彼が提唱する
“パーフェクトボディーコントロール”という
トレーニング理論は
人間に本来備わっている能力なのに
現代人の多くが修得できていない
もったいない部分を捉えていると思います
【パーフェクトボディーコントロール】
脳内の動作イメージと実際の身体動作を一致させること
そしていつでも１００％のポテンシャルを発揮する方法
また、日常生活を全てスポーツのトレーニングとして有効利用することのできる
技術を体系化したトレーニング理論
ちょっとよく分かりませんよねｗ
つまり
「自分の身体を、自分の思った通りに操る」
ことを目的としたトレーニング方法です
頭の中で「こうしたい」と思ったことを実際に身体で表現できれば
スポーツの技術習得の速度は飛躍的に高まる
という考えが基になっていて
彼は日常生活のあらゆる場面で
身体の隅々を自分の思い通りに操るトレーニングをされています
例えばカップのお茶を飲むとき
「親指はあそこを持ち、人差し指と中指はこの場所に・・・」
と脳内で鮮明にイメージします
次に
実際にカップを持った時に
イメージと少しでも指の位置、感覚がズレていたらもう一度カップを置いて・・・
イメージ通りに身体が動くまで何度でもやり直すそうです
これは日常のすべての動作がトレーニングになりますね
例えば「シュートを入れたい」と思っても外れる
この時、技術練習をするのではなくて
上記のようなトレーニング法で
“自分の身体を思い通りに動かす技術”を身につけることで
より早く技術を習得でき、さらに
シュートだけじゃなく、何でもできるようになっちゃうんだそうですｗ
そんなバカな～
とお思いですか？
私は武井さんの考えに同感です
自分の身体を思い通りに動かせる人というのは
やったことない動きでも、見ただけでできます
プレイヤーの動きを見れば
「どこをどの角度でどう動かせばどうなる」のかがわかりますよね
全く同じようにとはいかないでしょうが
イメージ通り体を動かすことができれば
それなりにそのスポーツができちゃうのです
パーフェクトボディーコントロールでもうひとつ重要とされるのが
いつでも100％の力を出せる技術
トップアスリートのほとんどは
トレーニングに対するモチベーションも高く
優秀なトレーニング脳を持った選手の集まりであり
同じトレーニングメニューをこなす上で
実力の差が開いてゆくことは本来起こりにくいと考えられます
では
何故同じトレーニングメニューを行っている選手間に実力差が生じるのでしょうか？
当然、習得した技術レベルや筋力の差異なども影響しますが
それ以上に重要となってくる要素があります
それは「体調」
みなさんも日常の生活のなかで
「なんだか疲れてる」とか
「今日は調子がよくない」と感じることがあると思います
アスリートはそういう状態でトレーニングをすることが
成長の大きな妨げになることが多いのです
彼が選手を指導する場合
日記に毎朝昼晩の室内と屋外の気温と湿度を記録させます
またその日の天候や風
感じた体調、実際に身体を動かしてみてその結果
作業に慣れてきたらさらに空調、衣服、寝具など細分化し
あらゆるデータを記録させるそうです
こうすることで選手自身が
どんな天候や気温、湿度の時に自分の頭はどう感じているのか
また身体はどのようなパフォーマンスができるのかを
他の誰でもない自分自身のデータで知ることが可能になり
これを何年か続けると
ほぼ全ての選手が自分のコンディションを思い通りにコントロールすることができるようになるそうです
どうすれば疲労が１分でも早く取れるのか
どうすれば気分良くトレーニングに向かうメンタルを作り出せるのか
どうすれば高いパフォーマンスを発揮できるのかを考えて行動すること
１００ある体力をトレーニングで５０使った場合
次の日のトレーニングまでにその５０をどれだけ取り戻せるのか
そこにアスリートの成長はかかっているのです
がむしゃらに練習だけを熱心にこなして日々過ごすのか
自分だけの大事なデータと向き合って毎日絶好調になるための生活を送るのか
そこには当然大きな差が生まれます
いい状態でトレーニングができれば
怪我や故障のリスクを軽減することにも繋がりますね
「トレーニングフォームや技術よりも
まず自分自身を操る技術を身につけること
それが健康や栄光への第一歩です！」
・・・だそうです( ´∀｀)
整体師の立場で見ても
“自分の身体を隅々まで思い通りに動かせる”
というのは非常にいい状態です
じゃあ武井さんがいい状態かと聞かれると
超ハードなトレーニング＋あまり睡眠をとられていないようなので疑問ではありますが・・・
バラエティー番組ではブッ飛んだ言動ばかりしていますが
彼は小学生時代に、この理論を確立し、実践してきたそうです
信じられないですね(((( ;°Д°))))
陸上十種競技を選んだのも
「カラダを思い通りに動かせる自分にとって、種目が多い方が断然有利だから」
だそうです
陸上十種競技における100m走ベスト10秒54という日本最高記録は
現在も破られていません
・自分の身体を頭で思った通りに動かす技術
・いつでも100％の力を出せるコンディションにしておく技術
この二つを習得している人は
まだまだ少ないと思います
頂点を目指したいと思っている方は
武井さんのトレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか(・ω・)