東洋医学では
健康をもたらす食事の四大原則というものがあります
【①穀菜食】
穀類と野菜、果物、海藻を中心とし、動物性食品を摂らない食事法
アジアでは高温多湿の気候を利用し、昔から米を主食とする地域が多かった
一方ヨーロッパでは、肉や乳製品が多く使われてきた
これは寒い地域など水を多く必要とする野菜や穀物の栽培が難しく
牧草は育つため家畜の飼料とし、その肉や乳を食してきた
こういった地域ごとの食習慣の違いにより
現代でも腸の長さ、歯の形、唾液の成分などに違いがみられます
穀菜食はアジア人にとっては、体に合っている食事法だと思います
ただ、私はお肉やお魚も食べたいし
これをベースにバランス良く取り入れればいいと思います(・ω・)
【②身土不二】
現在では“地産地消”という言葉が浸透していますね
その土地に、その季節にできるものや伝統食が、その土地に住む者にとって一番良い
という意味の言葉です
私は栄養士でもあります
以前から食生活指導がしたくて
この身土不二・地産地消はすごく推奨しています
やはり日本人の身体には、昔ながらの和食や各地域の伝統食が合っていると思います
日本食の栄養バランスの良さは近年見直され
アスリートやスポーツをする人たちにも、日本食を大事に考える人が増えてきました
海外の人からも注目されていますね
嬉しい限りです(〃'ω'〃)
【③一物全体】
ひとつの生命体として完成されたものを全てまるごと食べる
白米ではなく玄米
小魚は頭からしっぽまで
野菜は皮、葉、根など
まるごと食べるという意味です
にんじんは普通ピーラーで皮を剥きますが
あれ、実はほぼ皮じゃないってご存知ですか?
皮は茹でた時にピラッと捲れる薄~いものです
ピーラーで剥くと実の部分を多く削ぎ取ってしまいます
スーパーなどで売られているにんじんは、根や土を落とし綺麗に洗浄されているので
水洗いだけで十分だと思います
本当は自分の畑で野菜を収穫して、そのまま使う…
というのが私の理想です
【④陰陽調和】
以前「陰陽説」というのを書きましたが
http://ameblo.jp/ooobbbuuu/entry-11402678127.html
この世に存在するあらゆるものが陰と陽に分類されます
人にも陰体質・陽体質があります
陽体質の人は陰の食材を、陰体質の人は陽の食材を摂り
中庸の体質を維持するのがベストとされています
陽体質の人…食べ過ぎに注意
陰体質の人…砂糖・水分を控え目に
「水をたくさん飲むと体に良いは本当?」
http://ameblo.jp/ooobbbuuu/entry-11393442100.html
でも書きましたね
水がたくさん必要なタイプの人が陽体質
陰体質の人はその逆になります
以上が食養生の四大原則です
皆さんの食生活はいかがでしょうか?
健康を保つ食事ができていますか