TNRの際、状態がよくなく、returnしたらたぶん死んでしまうだろうと言われ、returnせず保護したミケちゃん。
保護したおかげで今もこうして生きているのか、returnしても生きていられたのか、まぁそんな経緯で保護したミケちゃんですが、FIPの疑いがでてしまいました。
膀胱炎になったり口内炎になったりと何回か病院にかかったことはあったけど他には特に異常なく、健康状態はと聞かれたら良くもなく悪くもなくな感じで、ただただいつもおとなしく穏やかに過ごしています。
でも、自分で毛繕いをすることがなく、いつでもベタベタした感じで、ブラッシングしてあげないと毛玉ができてしまうほど。
ブラッシングするたびに、ちゃんと食べてるのに痩せてるなぁと思ってはいたけど、最初(保護の経緯)があんなだっから、ある意味「仕方ない」って思ってお世話していました。
前日の夜ごはんは食べなかったけどそれまではいつもと変わらなかったミケちゃんですが、翌朝ビチビチブヒャーっと下痢をしました。
それを掃除したら、見た目は普通の💩色なのに拭き取ると赤く血の色。真っ赤な粘液状のものも混ざっているし、これはただの胃腸炎じゃないかもと受診してきました。
便の検査ではこれといった判断ができるようなものがなく、レントゲンを撮ることに。
そこで腹水が溜まってることがわかりました。
2.2kgしかない痩せ痩せミケちゃんですが見た目もお腹触っても腹水が溜まってるのは全然分からない。
FIPの確定診断をしたわけではないので疑いではあるけど、まぁ可能性は高いってこと。
前にも書いたけどFIPの確定診断するには抗体検査やらなにやら結構な費用もかかるし、それでも100%確定というわけじゃないっていうから、やっぱりその検査はしません。
インターフェロンやステロイドによる対症療法で様子を見ていくことになりました。
今はFIPの治療薬も出回ってきて、クラファンしてまで治療する飼い主さんもいるけど、私にはそこまではできません。
関東の病院では扱ってくださる病院もだいぶ増えましたが、とても高額だし国内では承認されていない中国製のものだし、掛かり付けの獣医さんいわく、それ使ったから治ったっていうのは結局元々FIPの疑いであってFIPではなかったってケースの方が多いとか。
まだ研究の段階でしっかりとしたデータが検証されるわけじゃないから何とも言えないけど。
どっちにしてもそんな大金ないし、元々外で死んでしまうならウチで看取るしかないかって保護したわけだから…なんていうと語弊あるかな![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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でもまぁ、腹水=FIPってなっちゃうんだろうけど、ちゃんと検査すれば違う病気かもしれないし、今回レントゲンだけの判断だし、今は様子を見ながらミケちゃんが今まで通り穏やかにいられるよう見守っていきます。
当のミケちゃんは血便出た以外はいつもと全然変わらないし。
多指症であることから、ヘミングウェイの幸せを運ぶ猫として興味を持ってくださった方もいらっしゃいましたが、ミケちゃんのことを思うとこのままウチで最期を迎えてもらった方がいいのかなと、里親募集もやめました。
里親を考えお心を寄せてくださった方、その節はありがとうございました(って見てないだろうけど
)
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FIPは何らかの原因でコロナウイルス(今流行りのコロナとは全然別物)が変異したもの。もし本当にFIPなら次々来る保護っ子たちが原因であるかもしれない。だったら里親さんに出した方がよかったかなと思ったり![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
毎度毎度そんなことばかり考えちゃうけど、あのままreturnしてたら死んでたって思えば一年以上も生きてこれたんだから良かったって思うしかないかな。