標題は、シネマ歌舞伎の新作
唐茄子屋 不思議国之若旦那
(作・演出 宮藤官九郎 × 主演 中村勘九郎)

の劇中に登場する台詞です。

 

  *   *   *

 

最近また
気分が大きく落ち込む波が
訪れるようになりました。
しばらく調子がよかったのですが
やっぱり、それは
しばらく仕事をセーブしていた
おかげだったようで。。



新しい仕事を始めて半年
はじめのうちは
職場や業務に慣れるのに精一杯で
ダウンしている余裕もなかったのですが

こういう落とし穴って
バタバタが落ち着いた時期に
あらわれるものだな…

なんて、漠然と考えています。

さらに、
メンタルヘルスとは別に
3年前に得た病の後遺症である
頭痛もひどくなりつつり
不調が重なる今日このごろです。

(でも、
 この病気には感謝しています。
 仕事を中断せざるを得なくなり
 その結果、
 抱え込みすぎていた案件と
 モヤモヤしていた人間関係を
 リセットできました。

 渦中にいるときには

 見て見ぬふりをしていた

 自分の本心とも

 ゆっくり向き合うことが

 できました。

 病気休養の2年間は

 自分にとって

 心から幸せな時間でした)

  *   *   * 

ひさしぶりに
身体が鉛のように重くて
ベッドから起き上がれない日があり
そんな日は
音楽をかけることもできません。
最悪の時期は、癒やしの音楽さえも
心に負担となります。

すこし前、東劇で観てきた
シネマ歌舞伎の新作
唐茄子屋 不思議国之若旦那
の劇中に

「生きることなんて、
 みっともないことなんだ。
 みっともなくても
 生きなくちゃならないんだ」

といった主旨の台詞がありまして。
(うろ覚えです…)

これが、

生きることから逃げたくなっていた

自分の心に刺さりました。

それまでの放蕩生活から一転して
不向きな仕事を
やらなければいけなくなった
若旦那の身の上と
自分の境遇が

オーバーラップしたりして。

「一日ならいいよ? でも、

 これが毎日はきついよぉ〜泣
的な若旦那のセリフ(ここもうろ覚え!)
妙にリアルで、激しく共感…爆笑

 

ダメな自分を許して
やっていこう。
生きていこう。

と、思いました。