今回のうつ期は9月30日から始まって

もう2週間が経つ。

 

MacやiPhoneのカレンダーにメモしている

これまでの記録を見ると

起き上がれないほどの状態は

短ければ2〜3日、

概ね1週間から10日前後、

長くても2週間以上続いたことはないと思うのだが

今回はいつもより、ちょっと長い感じだ。

 

でも、こうやってブログ作業ができるのだから

昨日あたりから調子は上向いてきている(と思う)。

 

 

今日は Amazon プライムビデオで

『モダン・ラブ』という

海外ドラマを観ることができた。

 

Amazon製作による、一話完結型のアンソロジー。

NYタイムズ紙の人気コラムをもとにした

恋愛や友愛、家族愛のショートストーリーで、

一話30分ほどなので気楽に観られる。

 

ベッドに横になりながら、Echo Showで

今日はシーズン1のエピソード1〜3を観た。

 

 

双極性障害(躁うつ病)の女性を

アン・ハサウェイが演じたエピソード3には

うつ期のリアルな描写があり

思わずドキリとしてしまった。

 

主人公のレキシー(アン・ハサウェイ)は

美貌でやり手の有能弁護士だが

じつは、双極性障害を患っている。

 

うつ期に入ると、ベッドから出られずに

まるで別人のように何もできなくなってしまう。

仕事も恋愛も日常生活もままならず、

現実から逃げるように寝具に身をうずめたまま

ただ、時間をやり過ごす。

 

 

〈15歳のときに症状が出て以来、

 カウンセリング、認知行動療法、薬物療法、

 電気ショック療法からマインドフルネスまで

 さまざまな方法を試したけれど……〉

 

と、発症から現在までを振り返る独白のシーン。

ここが心に刺さってしまった。

 

その間も私は

職場のボス、家族、友達には

いろんな言い訳で誤魔化し続けた。

調子のいいときにしか姿を見せないようにして。

これが私の生き方。

本当の私は誰にも見せなかった。

 

だけど、雲さえ晴れてしまえば

どんなこともうまく対処できた。

 

このモノローグが自分と重なりすぎて

胸が痛くなった。

 

この世界で同じように過ごしている人は

本当は、少なからず存在するのだろうか。

 

 

 

躁期とうつ期の対比も「わかる」感が満載。

 

自信に満ちてキラキラ感あふれる躁期。

スッピン、髪ボサボサで魂が抜けきったようなうつ期。

落差がとてもリアルに表現されていた。

 

アン・ハサウェイは『オーシャンズ8』でも

興奮して過呼吸になったりとか

「同性の友達がいないから…」という台詞とか

ちょっとダメな一面をのぞかせるシーンが魅力的で

完璧な美人なのに、完璧じゃない女を演じると

妙にハマるなあと思う。