「どうしたら偏差値の高い大学に合格できるのか」シリーズ その2として、

今回は、少し具体的に、実際に、あまり(といいますか、全然)高くない偏差値から難関大学に合格した生徒さんの勉強法をお伝えしましょう。


この生徒さんはとても思い出深い生徒さんで、

予備校で1学期の最初の授業が終わった後、前の教壇の私のところにやってきて、「先生、俺、全然英語がだめだけど早稲田大学に行きたいのですが」と話を始めました。

よく聞くと、「高校時代は部活に熱中していて、勉強なんかしたことがない」と。

「特に英語はさっぱりわからないから、何をしたらいいのですか?」と聞いてきました。

「なんか、おもしろそうな生徒が来たな」と思いました。


「奇跡の合格」をするには、いくつか方法があるのですが、それは、「どの大学」を受けるかによって勉強の仕方が異なります。

この生徒さんは、「私立文系」で、試験が選択式、英語長文の問題が主でしたので、

「それならます単語を覚えてごらん」と言いました。「それも、適当に、中途半端でなく徹底的に」と。


そして、英文法はそこまで大きな得点にダイレクトに結びつかないけれど、「英文法」を知らないと英語がまったくわからないので、「英単語」と「英文法」を一学期の間に徹底的に覚えて、、、それから夏からは、「過去問」を解いていくことをアドバイスしました。

「夏から過去問?」

早いと普通の講師なら言うでしょう。

受験直前でいいという先生もいるでしょう。

しかしながら、米国帰りの変わり者の私はそれで「成果」を出してきましたので、常に「それでよい」と断言しています。

ただ、この生徒さんは、偏差値が40(後から聞くと、「よく考えたら、あれ40もなかったかもしれない」(◎_◎;)と)から、偏差値70の合格の挑戦は、私にとって初めてでしたけれど。


そして、ふたを開けると、早稲田大学の、「政経学部」「法学部」「教育学部」「商学部」その他たくさん・・・と受けられるだけ受け、

そして、驚きのすべての学部に合格したのでした。

1っだけならまぐれがありますが、受けた全学部合格は「確かな実力」です。


この生徒さんが言うには、「単語帳は1冊ではだめ。俺は3冊やった」と。

「でもあきっぽい性格なので、3冊はすべて終えることができず、4分の3までで、最後の難しい単語は覚えられなかったけれど」

これがよかったのかもしれません。一冊を完璧にやろうとして、覚えられずそこで飽きて止まることなしに、とにかく、とにかく、単語数だけは増えましたから。


みなさんも単語は大切ですよ。

多くの難関大を目指す生徒さんを見てきましたが、みなさん、「難しい日本語訳をしたり、出てこないような難しい英文法を習って、勉強をした気」になっていますが、それで、単語を覚えていなかったら、合格した生徒さんを見たことがありません。

例えば、「私立文系系」に限ると、選択式が多いので、「単語」と「よく出てくる最低限の英文法」だけをして、あと、試験のやり方(考えの運び方)を身に着けるだけで、すぐとは申しませんが、案外、早い近道になるのです。

成績のよかった、難しいことをずっと勉強してきた生徒さんを、たったの1年(または数カ月)という短い期間で、合格において、簡単に抜かしてしまうことが多々あるのです。


だから、みなさん、単語を覚えて下さい!単語を覚えれば、「簡単な現国」になりますから、解けるのですよ!


それ以来、この生徒さんの話をすると、多くの後輩の生徒さんがやる気を出し、「先生、俺、僕、私、無理だと思っていたけど、がんばる」と次々と、がんばりだし、難関大学合格が続いたのでした。

「奇跡の合格」の具体的な体験談は、生徒さんに勇気を与えます。やる気に火をつけます。あきらめない、強い心が芽生えます。


この最初に早稲田大学に通った生徒さんは、合格後、「後進のために使ってください」とたくさんの「勉強の仕方」や、季節ごとの「メンタルの状況」まで詳しく書いて残してくれたので、少しずつ順番に紹介していきますね。


ただ、みなさんも、まず、本当に、そういうことは可能ですから、① あきらめない心、と ② 何をやっていいかわからなかったら、まず、単語と英文法だけは早めに終わらせておいてください。

その後に、「おおの先生スペシャル」を出しますから!

「おおの先生スペシャル」、知識を教えるのではなくて、合格するためには、試験で高得点を取らなければなりません。その高得点を取る考え方を教える、とても変わった(私はそれが普通だと考えていますが)授業なのです。


とりあえず、みなさん、まずは、数カ月で2~3冊の単語帳のわからない単語がなくなるくらい覚えてくださいな。

文法は、「ネクステージ」でもいいですし、私の動画もいいですよ。


それでは、また次に続きます!


「夢を持って、必ず合格してやるんだという気持ちを大切に、がんばっていきましょうね!」


See you next time! 

                                おおのでした




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