妊娠11週0日。

つわりのピークは越えたのか、あの「何もできないほどの気持ち悪さ」は落ち着いてきた。  
それでも、ゆるい胃もたれは相変わらず続いている。

そんな中で起きた、昨日の夜の小さな(いや、わたしにとっては大きな)事件。

夫は飲み会で、帰宅は夜中の3時過ぎ。  
「妊娠のお祝いしてもらったよ〜」なんて連絡がきていたけど、

正直なところ、  
“妊婦が家にいるんだよ、早く帰ってきてよ”  
と思ってしまう。

仕事の付き合いもあるのはわかるし、飲みに行くこと自体を否定したいわけじゃない。  
でも、「いつ帰ってくるかわからない」という状況が、思っている以上にストレスになる。

やっと眠れたと思った頃に玄関の音で目が覚めて、さらに追い打ちをかけるように、お酒の匂い。

これが今のわたしには、本当に無理だ。

すぐにお風呂に入ってもらっても、  
体温が上がったせいか、体からふわっとアルコールの匂いがする。

そのせいでまた気持ち悪くなって、  
イライラは一気にMAXに達した。

「隣で寝ないで!くさい!無理!」

今思えば、なかなかの暴言だけど、  
あの時のわたしには、それが精一杯だった。

結局、夫にはソファで寝てもらった。

これからもこんな時間まで飲み歩くのなら、
いっそ家に帰ってこないでほしい、と思ってしまう。
もちろん本気で追い出したいわけじゃない。
ただ、今のわたしには、夜中に起こされることも、あの匂いも、正直しんどい。

吐き気は落ち着いてきたのに、  
今度は匂いにここまで支配されるなんて思っていなかった。

にんにくの入った料理も、もうダメだ。  
この前、ナポリタンにほんの少しだけ入れたおろしにんにく。  
以前なら「いい味出してる〜」なんて思っていたのに、  今はほとんど食べられなかった。

ベッドの上にいても、夫がトイレに入ったらわかるし、  
特定のスーパーの匂いもダメになった。
もはや、犬並みの嗅覚。

でもこれも、きっと一時的なものなんだろう。

できることなら、バラとか、お花の香りだけを嗅いで暮らしたい。

でも、家にいても、外に出ても、
いろんなにおいがあふれていて、
今のわたしには、世界が少しだけ、くさい。

そう思いながら、今日もなるべく深呼吸をしないように生きている。