安定期を迎えた今年のGWは、久しぶりに「人に会う休日」を過ごした。

夫の実家へ帰省して、旦那の職場の人たちと3家族でピクニックをして。
どれも楽しい時間だったはずなのに、GWが明けた瞬間、身体にどっと疲れが押し寄せてきた。

考えてみれば、今年の1月に陽性判定をもらってから、休日に人と会うことがほとんどなかった。

予定を断ることも増えたし、人と会う元気がない日も多かった。
妊娠って、身体だけじゃなくて、人との距離感まで少し変えてしまうんだなと思う。

久々に会う人たちからは、悪気なく「自然に?」と聞かれる。

夫からは、不妊治療のことは言わないでほしいと言われている。

だから私は、「時間はかかったけど、自然だよ」と笑って答える。

そのあとに、「自然に授かれてよかったね。私、不妊治療ほんと大変だったから」と言われると、心の中だけで静かに頷く。

——私も、本当にいろいろあったんだよ。

毎日お腹に注射を打って、何度も通院して。
薬の影響で感情がぐちゃぐちゃになって、インスタを見るのもしんどくなって。

できれば戻りたくないくらい、必死だった。

でも、その時間があったから、今こうしてお腹の中に命がいる。

そう思うと、あの苦しさも、ちゃんと今に繋がっていたんだなと思える。

凍結している受精卵は、あと15人分。

毎年12月に更新するかどうかを決めるけれど、今年は迷いなく更新するつもりだ。

だけど、いつか「破棄する」という選択をする日が来ることを考えると、胸が少し苦しくなる。

命になる前の小さな存在たちを、自分で手放す日が来るのかもしれない。

妊娠してから、「安心」という言葉がずっと遠い。

安定期に入れば安心できると思っていた。

でも実際は、エコーで心拍を確認して、やっと少し息をつけるだけ。

つわりが終わったと思ったら、今度は身体が重い。
少し歩くだけで息が切れて、疲れやすくなって。

お腹が大きくなっていくことは嬉しいのに、それと同時に、自分の身体がどんどん変わっていく。

これは年齢なのか、妊娠なのか、もうよくわからない。

それでも毎日、お腹を撫でながら思う。

どうか無事に、生まれてきてね。

その願いだけを、今日も静かに抱えている。