採卵前から、私がいちばん恐れていたのはOHSSだった。
何度も先生に
「こんなに育っていて大丈夫ですか?」
と聞いたけれど、返ってくるのは毎回
「順調に育ってますよ〜」の一言。
正直、それが本心なのか、心配させないためなのかは分からなかった。
私はPCOSと診断されたことはないけれど、転院前のクリニックでは
「多嚢胞ぎみですね」とだけ言われていた。
一方、転院後のクリニックでは、卵の数について指摘されたことは一度もない。
今回の周期では、生理開始後すでに20個。
そこから40個、60個と、PPOS法であれよあれよと増えていった。
エストロゲンの数値は、見たことのないレベルまで跳ね上がり、6,000超え。
さすがに不安になって
「OHSSが心配で……」と伝えると、
先生は自信満々にこう言った。
「OHSSにならないようにしますから、任せてください。」
ただ一つ、強く言われたのが
とにかく水分をしっかり摂ること。
それを聞いて、採卵の5日前くらいから本気で水分補給を始めた。
水だけでなく、いろいろ合わせて1日3ℓくらいは飲んでいたと思う。
朝
・白湯 500ml
・カフェインレスコーヒー 300ml
昼
・ホットのルイボスティー 500ml ×2
・OS-1 500ml
夜
・白湯 500ml ×2
・スープを意識的にたっぷり
同時に、タンパク質も意識して摂るようにした。
それまで朝ごはんはヨーグルトとコーヒーだけ、という日も多かったけれど
納豆ごはん+味噌汁+卵に変更。
夜は、料理をしながら一杯飲む“キッチンドランカー”が楽しみだったけど、
その代わりに白湯を飲む生活へ。
最初は正直、なんか物足りなく感じたけれど、
3日もするとノンアルコール生活にも慣れてきた。
採卵前日は
「タンパク質といえば、すき焼きだ!」と思いつき、
お肉・卵・豆腐・根菜をたっぷり。
卵は多い日で1日3個くらい食べていた。
卵巣には、直径2cm弱の卵が左右30個ずつある状態。
それなのに、思っていたよりもお腹は張っていない。
もちろんそれなりに張っていて苦しさはあるけれど、
「本当にそんなに卵いる?」と思うくらいだった。
(採卵結果聞くまで、正直疑心暗鬼になっていた)
今回の採卵周期で一番つらかったのは、術後に静脈麻酔から目覚めた瞬間。
「これでダメなら、もう子供は諦めよう」と思ったくらい痛かった。
採卵翌日以降は、OHSS予防として
・ガニレスト
・カサバール
・レトロゾール
が処方された。
私はこの3つを「神セット」と呼ぶことにした。
あとで調べたら、今回処方されたOHSS対策の薬の組み合わせは、
OHSSの発生をほぼなくせるという研究報告もあるらしい。
痛みのピークは採卵直後で、そこから日を追うごとに引いていき、
家でゆっくり過ごしていたこともあってか、
3日目には完全復活。
唯一、便秘が辛いくらい。
これはホルモンの副作用で仕方ない。
その間も、水分はしっかり。
すべてホットか常温で。
睡眠も毎日8時間くらい取っていた。
採卵前から7〜8時間は寝るよう意識していた。
「寝ている間に卵が育つ」なんて記事を見たのも、理由の一つ。
クリニックによって方針は違うけど
この記録が、誰かの参考になれば嬉しいです。