妊娠7週2日。

今日は、夫と
産む予定の産婦人科へ院内見学に行く。

まだ、不妊治療クリニックを卒業したわけではない。
卒業できるとしたら、おそらく9週。

本当なら、心拍が安定してからとか、
母子手帳をもらってからとか、
順番はあるのかもしれない。

それでも、どうしても見ておきたかった。

「ここで産みたい」と思っている産院だから。

恐る恐る電話で
「まだ通院中なのですが、院内見学だけお願いできますか」と聞いたら、
とてもあたたかい声で
「もちろんですよ」と言ってくれた。


私は無痛分娩希望。

もともとは、都内のとあるクリニックに憧れていた。
けれど、無痛分娩・個室・食事込みで130万円と知ったとき、一瞬、頭が真っ白になった。

出産一時金を差し引いても、手出し80万。

妥協はしたくない。
でも、現実もある。

さらに、そのクリニックは
妊娠6週の時点ですでにキャンセル待ち。

人気って、すごい。

最初は、無痛分娩の助成金が出るから
「絶対東京がいい」と思っていた。

けれど調べていくうちに、
東京都はそもそもの無痛費用が15〜20万上乗せ。

一方、神奈川県は5〜10万。

あれ?
助成があっても、手出しってあまり変わらない?

むしろ、トータルで見ると
神奈川のほうが現実的だった。
同じ条件でも、70万前後。

視点を変えるって、こういうことかもしれない。


デメリットは、家から少し遠いこと。
電車で1時間、タクシーで40分。

夫は
「何かあったときに遠いのは心配」と言う。

その気持ちもわかる。

でも私は、
起こるか分からない“もしも”よりも、

ほぼ確実に過ごす
出産〜産後5日間を妥協したくなかった。

痛みの中で、安心できる場所で、
信頼できる人たちに囲まれていたい。


産院選びは、
値段だけでも、距離だけでも決まらない。

雰囲気。
院長先生との相性。
助産師さんの空気。


「ここで産む自分」を想像できるかどうか。

今日、それを確かめにいく。

まだ卒業もしていないのに、
少し未来をのぞきに行くみたいで、
なんだか不思議な気持ちだ。

果たして、ここで決まるのか。
それとも、また探し直すのか。