電波が通じやすくなればなるほど分断される社会通信手段がこれほど発達するまでは、世の中、たいていのトピックスについて、知らない人や無関心の人が、大半であった。話題になったとしても、一部で一時的なものにすぎなかった。それが今や特定のトピックスが話題になれば、これまで無関心であっただろう人をも巻き込み、イエスかノーかに社会を分断しながら世間を席巻し、なんだか平行線なまま有耶無耶に決着し、記録と記憶にやきついていく。イエスかノーか議論することは大切だが、トピックスごとの対立が多くなれば、本質的な対立につながりかねない。