🔞BL閲覧注意!










・・・これって、



どういう事なんだろ。





オレ・・・この人に


振られたんだよ、ね?







『翔さん・・・』





よく分かんないけど、



櫻井先生の涙を見て



オレの胸が

キュンと鳴いてる。







今の今まで乱暴で、


強引で、優しさの

欠片も全然なくて。




無理やり犯されてる

みたいな感じだった。






なのに・・・






『泣かないで・・・』





その涙を拭ってあげたい。



オレが、止めてあげたい。





やっぱりそう思う・・・








『泣かないで翔さん』




櫻井先生に伸ばした手。






『・・・和也・・・』





先生はオレのその手を掴み


愛おしそうにキスをくれた。









『・・・くそおっ、
やっちまった、俺っ
・・・痛かったよな。
ホント・・・ごめん』





ぐっと腕で涙を拭って

オレの中から出ていく。






その顔は・・・




いつもの櫻井先生の


穏やかな表情だった。







『翔さん・・・え、オレ
嫌われたんじゃないの?
だから捨てられたんだと
思ってたんだけど・・・』

『っ・・・違う、違うよ。
・・・その逆・・・かな』





ペタンとその場に座り込んで



顔は穏やか・・・なんだけど、

なんて言うか情けなくもある。







『・・・逆・・・?』





いつも自信満々だったし


いつもキラキラしていた。





なのに・・・




・・・何だか別人みたい。







『今ので分かったろ。
ダメなんだよ・・・俺。
怒りに支配されるとさ、
抑えがきかなくなって。
自覚は・・・あるんだ。
だからあまり、他人と
深く関わらないように
してきたつもりなんだ』






だけどそれは全部・・・




貴方が必死に創り出した

虚像でしか無かったのか。







『俺ヤキモチ妬きだし
それで失敗もしてきた』

『ヤキモチ妬き・・・』

『頭に血が上ったんだ。
お前が、俺以外の奴を
好きになれるみたいに
言うからそれで・・・』

『あっ、あれは・・・』

『分かってる。ごめん。
勝手だよな。自分から
離れようと思ったのに。
ホント・・・悪かった』





櫻井先生はそう言って

クシャ、っと髪を搔く。






え・・・



ちょっと待って?





話を聞いてるとこの人、


オレの事が好きだって

言ってるみたいだけど。







『・・・服、着て?
俺、送ってくからさ』

『え、待って・・・』

『今までありがとう。
和也と過ごせた時間、
ホントに幸せだった。
酷いこと言ってごめん。
酷いことして、ごめん』





ベッドの下に散乱した

オレの服を拾い集めて


弱々しく微笑みながら

そんな台詞を吐く先生。






・・・なんだよ。




自分だけ妙に

スッキリしちゃって。






オレは全然っ



納得いかないよっ









                              つづく。