肩こりや首のこりといったような身体的不調にお悩みではありませんか?
もしかしたらその体の不調の原因は枕の高さによるものかもしれません。
枕の高さについては、人それぞれ好みがあるかもしれませんが、枕の高さと言うのはしっかりとした根拠に基づいた「理想の高さ」と言うものが、人それぞれあるのです。
そこでこのページでは、自分に合った理想的な枕の高さの見つけ方や、枕の高さの調整のコツ、意外とやってしまいがちな間違った枕の使い方などの内容を、皆さんと一緒に見ていきたいと思います。

この記事の目次


揉んでも治らない慢性的な肩こりは枕の高さが原因


元から肩こりにお悩みで、マッサージを行ったり肩こりに効果的なアイテムを使ってみたり、様々な対策をとってきたけどなかなか症状がよくならない。といった方に考えられる肩こりの原因の1つが「枕の高さ」です。
一般的に、枕を頻繁に購入する事はあまり無いかと思いますが、いざ枕を購入するとなると、安さ最優先で枕を選ぶ方もいらっしゃるかと思います。特に女性の場合は寝室をコーディネートするために、見た目で枕を選んだりする方も少なくないと思います。
このように、「自分自身の身体に合っているかどうか」と言う基準で枕を選んでいない場合、自分に合っていない枕を使っていることが原因となって、肩こりにつながっている場合も少なくないのです。
例えば、自分自身に合った枕の高さよりも少し高い枕を使っていると、寝ているときに顎が引けてしまい、首が前に傾いていきます。寝ている間は特に違和感なく過ごしているかもしれませんが、次第に首の筋や肩の筋などに余計な力が入ってしまい、筋肉が緊張した状態が続いてしまいます。
これが繰り返されると肩こりを引き起こしてしまい、日中に肩こりの原因を解消しても、寝ている時にまた新たな肩こりの原因を作り出してしまう。と言う悪循環に陥ってしまうのです。
 

枕の高さが原因で発生するその他の身体の不調


枕の高さが原因で発生する不調は、なにも肩こりや首のこりだけではありません。
枕の高さが自分の理想の高さでない場合、頭痛の原因になってしまったり、腰痛やいびきの原因になってしまうことだってあるのです。
ただ、肩こりや首のこりについては枕の高さが原因となるのも何となくイメージが湧きやすいと思いますが、頭痛や腰痛、いびきについては、なぜそうなってしまうのだろうか。。と言う仕組みの部分については、なかなかイメージしにくいですよね。
そこで、それぞれの症状と枕の高さの関係性について、詳しく見ていきたいと思います。
 

枕と頭痛の関係


実は、枕の高さが頭痛の原因となってしまうケースは意外と少なくないようです。
では、なぜ枕の高さが合っていないと頭痛が発生してしまうのかというと、これには頸部の圧迫が関係しています。
枕が合っていないと、無意識のうちに頸部を圧迫してしまい、その結果交感神経が過度に緊張し、脳への血流が悪くなります。
すると脳内の血液が不足してしまい、頭痛が発生してしまいます。
なお、枕が原因で頭痛が発生してしまっている場合、その枕が硬すぎる事と、位置が低すぎる事が原因になります。
自分に合った理想的な枕の高さや、オススメの枕については後半部分で紹介しますが、もしも枕が原因なのであればここを解消するだけで、今現在お悩みの頭痛が解消されるかもしれません。
 

枕と腰痛の関係


枕は腰ではなく首の下に置くものですから、一見腰痛とは無縁のようにも思います。
しかし、人間の背骨と言うのは首から腰までつながっているため、背骨の1カ所が歪んでしまうと、その歪みが原因で腰に不調が出てしまうこともあるのです。
特に全身の筋肉が少ない女性の場合、この症状が現れやすいと言われています。
なお、枕が原因の腰痛については、枕の高さがポイントになります。
この後紹介する自分に合った理想の枕の高さに調整することで、今お悩みの腰痛が改善されるかもしれません。
 

枕といびきの関係


いびきと言うと、太っていて体の大きい方に多いイメージがありませんか?
実は、そうでない方でも枕の位置が高すぎると顎が引けてしまい、気道を圧迫していびきをかいてしまうことがあります。
この場合、枕の高さを変えてあげるだけでいびきが改善されます。
 

理想的な枕の高さとは?


ここまで、枕の高さが原因で発生する様々な不調について見てきました。
では、その「理想的な枕の高さ」とは一体どの位の高さのことを指しているのでしょうか。
理想的な枕の高さと言うのは、人によって変わってきます。
そのため、ここでは布団から何センチの高さが理想的。といったような言い方はできません。
ご自身に合った、理想的な高さを見つけていく必要があります。
 

自分に合った理想の枕の高さにするコツ


では、自分にとって理想的な枕の高さをどのように知ることができるのかというと、まず最初にベッドで自然な寝姿勢になります。
そして、その時に枕ではなくタオルか何かを折りたたんで少し高さを作り、頭の下に置きます。
そうした時、目線がまっすぐ真上を向いた状態よりも若干下に向かっている状態になっていることを確認します。
目線は上でもなく、極端に下を向いた状態でもなく、真上よりも若干下を向いている状態です。
この高さをキープしてくれる高さが、あなたにとって理想的な枕の高さです。
その時のタオル(頭の下に敷いた物)の高さをしっかりと測っておき、その高さの枕を選びます。
これが、自分に合った理想的な枕の高さの見つけ方になります。
 

意外とやってしまいがちな間違った枕の使い方


先程の段落では、自分に合った理想の枕の高さの見つけ方をご紹介しましたが、自分に合った理想的な高さの枕を使っていても、枕の使い方自体が間違っていては体の不調が発生する原因になってしまいます。
なので、枕の正しい使い方についてもしっかりと押さえておきたいところです。
まず、枕の使い方について「意外とやってしまいがちな間違った枕の使い方」を一緒に見ていきましょう。
間違った枕の使い方ってよくあるのが、枕に頭を乗せるだけ。と言う使い方です。
これは誰でも1度は経験があるのではないでしょうか?
このような枕の使い方をしてしまうと、首の下に隙間ができてしまいます。
首の部分を支えないと、枕の高さが正しくても、結局は一晩中肩と首の筋肉を緊張させた状態が続いてしまいます。
そうなると、結局は枕の高さが合っていなかった時のように、肩こりが発生したり頭痛が発生したり、様々な体の不調につながってしまう原因となります。
では、枕の正しい使い方はどのような使い方なのかと言うと、敷布団と首のカーブの部分にできてしまっている隙間が、枕によってきれいに埋められている状態です。
このような状態であれば、首だけでなく体全体が安定し、肩周辺などに余計な力がかからずに限りなくリラックスした状態で、質の良い睡眠が取れるのです。
ちなみに、横向きになって寝る場合も同じことが言えます。
 

高めのウレタン製の枕は避けた方が良い!その理由は?


枕一つとっても、いろんな素材のものがありますよね。
その中にはウレタン製の枕もあります。
頭の位置が高くなり過ぎるウレタン製の枕は避けた方が良いです。
なぜこのような枕を避けるべきなのかと言うと、理由は簡単です。
枕を高い状態から低い位置に変えるのが難しいからです。
ウレタン製の枕とは言え、枕を「低い状態」から「高い状態」に調整するのはタオルなどを活用すれば簡単ですよね。
ですが、最初から位置が高い状態から低い位置に調整するのは困難です。
なので、“最初から頭の位置が高くなってしまうようなウレタン製の枕”は避けた方が無難です。
 

枕の素材はどうしたら良い?


先ほど、ウレタン製の枕は高さ調節がしにくい。と言う話がありましたが、もしも新しく枕を購入する際はどんな素材の枕を選ぶのがオススメなのでしょうか。
なお、枕の素材といっても、羽毛、ポリエステル、綿、そば殻…など意外といろんな種類の素材があり、それぞれメリットデメリットがあります。なので、枕の素材はどうしたら良いかと聞かれると、その人がどんなメリットが欲しくて、どんなデメリットが受け入れられないかによって変わってきます。
ただ、その中でもあえて言うならば、おすすめの枕は「羽毛」の素材の枕とウォーターベースファイバーピローです。
 

羽毛の素材を使った枕・ウォーターベースファイバーピローがおすすめな理由


なぜ「羽毛」の素材の枕とウォーターベースファイバーピローがお勧めなのかと言うと、「羽毛」の枕は通気性がよく熱を逃してくれる機能に優れている事と、効率よく汗を吸収してくれるからです。ウォーターベースファイバーピローは水の量次第で高さを自由に変えられるので、寝返りを打っても枕がしっくりきやすいからです。
このページのテーマは枕の高さですが、実際に寝ている際は寝心地の良さも重要なポイントですよね。
羽毛の素材の枕は、比較的通気性が良く、寝ている間も頭が熱くなりすぎないというメリットがあります。
また、寝ている間は人間はコップ一杯分の汗をかくと言われていますが、頭も結構な割合で汗を分泌していきます。
夜中に目覚めた際、枕がびちょびちょになっていて気持ち悪い思いをしたことがある方も中にはいらっしゃるかと思います。
この素材は吸収性も優れているため、そういった意味でも快適な睡眠へと導いてくれる効果が期待できます。
なので、枕選びの際に素材にもこだわりたい場合、選択基準に困った際はこのような選択基準で選んでみるもの良いと思います。
 

理想の枕の高さを知って快適な睡眠へ


いかがでしたか?
このページでは、枕の高さと体の不調の関係性や、自分に合った理想的な枕の高さの見つけ方、お勧めの枕の素材について見てきました。
快適な睡眠を作るためには、枕の高さだけでなく、枕の正しい使い方やどんな素材を選ぶか。といった要素も重要なポイントとなります。
枕を変える際は、こちらのページでご紹介したお勧めの枕の選び方をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

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