大宮妄想小説です

BL要素含みます

パラレルです






side N







「柔らけーな、手に吸い付くみてぇ」






すっかり俺が見ている事を忘れて、俺の身体に手を這わせる大野。

だるだるなTシャツを捲り上げて 乳 首 に大野の長い指が近づいていく。


もう触れそう……。


ボーっと見ていたけどハッと気づく。

いやいや見ている場合じゃないだろ!






「馬鹿野郎ーっ!

もうやめろーっ!」






思い切り大野に向かってジャンプして体当たりした。







「痛ってー、何だよ………………あ……」







うーうー唸る俺を見て、やっと気づいたみたいで大野が気まずそうに目を泳がせた。







「悪りぃ、入れ替わってんの忘れてた……」






「忘れんな、俺の身体にナニしてんだよ」







「でも、欲情するって証明にはなっただろ?」






「どこが、ちょっ、えっ、えぇっ……?

……………………!!!!!」







ガルガル怒る俺は抱っこされて、大野の下半身に乗せられた。

座った俺のお尻には立派な硬いモノが触れて……。

これって。






「俺、ニノに欲情してる。

むしろキスと肌に触れただけでこんなに欲情したこと今まで誰にもねぇわ」






真っ直ぐに俺の目を見て大野は言った。

信じて良いの?






「本当に……?

後からやっぱり違うって言うのは許さないからな」







「本当だ、ニノが好きだ。

まだ信じられねぇって言うなら……」






大野はチラッとお腹と下半身を出したまま仰向けでゴロンゴロンしてるポチを見た。


ヒィッ、ポチってば俺の身体で何てこと。

って青ざめていたら、大野が更に青ざめるような事を言った。






「まだスるけど……?」






「えっ!?」







大野の手がポチのお腹に触れた。

ポチは嬉しそうにもっと撫でてとばかりに目をキラキラさせて背中を床にグリグリしてる。

ポチの身体でやるなら可愛いはずのこの仕草が、ほぼ裸の俺の身体がすると何だか 卑 猥 で。






「やべー……」






大野は目を細めて眩しげに俺の身体に視線を注ぐ。

その視線は熱っぽく甘く煌めいていて。

思わずドキッとしてしまった。

こんな視線で真っ直ぐに見つめられたら信じられるかも。


でも俺は今はポチだし。

このままだと自分の身体に妬いてしまいそう。






「や、もうシないで良いから、その代わり俺が自分の身体に戻れたらまた言って。

そしたら信じるから……」






「ん、分かった」







そう言いながらも俺の身体の腹部をまだ撫でてる。







「ちょっ、いつまで触ってんのよっ」







前脚で大野の手をパンチした。







「だってなぁ、ポチが喜んでるし」







ニヤッと笑ってお腹を撫で続けてる。

くっそ、絶対俺を揶揄ってる。







「ポチは喜んでるかもしれないけど、俺が喜んでないんだから、もうダメ!」






もう一度パンチしたら、渋々手を引いた。








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7月になったので、蓮さんにお借りしていた誕生日のタグを明日から外そうと思いますニコニコ
長い期間使わせていただいてありがとうございましたおねがい
いつも本当にありがとうございますラブ