大宮妄想小説です

BL要素含みます

パラレルです








side N







下校の時も一度先輩の家に寄ってから、自転車で俺の家まで送ってくれることになったんだけど。


俺は今日たっぷり先輩に甘やかされたから、そのまま帰りたい気分ではなくて。

シ たいとかではないんだけど、2人っきりでもっと甘えたくて。


いや……、シ たいのかも。

だって、ずっと先輩にキュンキュンしてる。


やっぱり 淫 乱 度が上がってる?って思ったけど、でもさ、前に先輩にだったら 淫 らな気持ちになって良いって言われたもん。

これは好きだからであって 淫 乱 だからではないんだもん。






「和、今日は時間あるか?」






だから、そう訊かれた時に、開き直った俺はただ素直に嬉しくて食い気味に答えてた。






「うん、19時までに帰ったら大丈夫」






で、すっかり頭の中がエ ッ チだったから。 






「じゃあさ、ア レ、結ばせて?」






内緒話をするみたいに耳元でこそっと言われて、そういうコトかなって思い至った。


えっ、先輩……またしちゃうの?

結びたい=リボンアートプレイの事だよね?

身体中リボンで巻かれちゃうやつ。






「和、どうした?」







恥ずかしくてもじもじしてたら先輩に訊かれた。

どうしよう、何て答えたら良い?


でもリボンで縛ってもらった時に、ハジメテのドライとト コ ロ テ ンを経験したし、何より超絶 絶 倫 の先輩をハジメテ倒れ込ませたんだよね。

また、あれを経験してみたい……。







「先輩……、あの……恥ずかしいけど、お願いします」






そう答えたら、先輩は少し首を傾げたけど、もうすっかりリボンアートプレイに想いを馳せた俺は、そんな先輩の様子に全く気づかなかった。



ドキドキしながら先輩の家に。






「和、目ぇ瞑ってて」






ソファに座って目を瞑って待ってた。







「和、手、出して。

あ、足が良いか」







手を出してと言われて、両手を縛られやすいように合わせて差し出したけど、足が良いって言われて足もくっつけて差し出した。



そしたら先輩が一瞬動きを止めたような気がした。


どうしたのかなって思いながらも、かなりドキドキワクワクしながら待ってたんだけど。



先輩のクスッという笑い声の後に左足首に何か巻きつく感触。


あれ?

何か縛られ方が少し違うような?






「和、目、開けて良いぞ」






言われてそっと目を開けたら。


俺の左足首にミサンガがついていた。





あっ!

そうだ、今年の誕生日プレゼントにって前から俺が先輩にお揃いでミサンガを作ってほしいってお願いしていたんだった。


やばい、俺の勘違い、めちゃくちゃ恥ずかしくない?

あっ、でも先輩にはきっとバレてないから大丈夫か。







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