大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
side N
お昼になって屋上に急ぐ。
すると先輩はいつもの場所にもう座ってた。
隣に並んで、いつもどおり大きめのお弁当箱を出したら、先輩もお弁当箱を出してきた。
いつも、俺の弁当を2人で一緒に食べるのに?
「先輩……、今日はお弁当持ってきたの?」
「ん、和にハンバーグ作ってきた」
先輩のお弁当箱にはハンバーグだけが入っていたんだ。
誕生日のお祝いに俺の好物を作ってきてくれたんだ。
「先輩が作ってくれたの?」
「ん、昨日俺ががっつき過ぎて、きちんとお祝いしてあげられんかったし」
えっと……昨日は……。
そうだよ、いきなり押し倒されて16歳最後の俺を記憶に刻みつけるとか言って、凄く激しく俺を抱いたんだ。
思い出して体温が上がった。
「和、真っ赤。
かわいーな」
間近で見つめられて、そんな事言われて。
「もうっ!見ないで!
俺、噴火しちゃうからっ」
そう言って顔を隠したら、先輩が大笑いした。
でもいつまでもずっと笑ってるから猫パンチしてやったんだ。
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