大宮妄想小説です

BL要素含みます

パラレルです







side N








後部座席から助手席の潤くんに話しかける。







「潤くんもキャンプはあんまりしない?」







「そうだな、魔法使えると、便利過ぎて楽しめないからね」







「じゃあ、潤くんも、キャンプ中は魔法無しで」






「えっ、俺たちの荷物を普通に持って行くなんて絶対大変だよ?」






運転中の翔くんが驚きの声を上げた。

大野と一緒に後部座席後ろのラゲッジルームを見ると、確かに小さくなった荷物がたくさん積んであった。


普通サイズに戻すと、絶対に積みきれないと思うぐらい。

俺と大野はリュックを一つずつ。

それでもいつもより多いぐらいの荷物だと思ったのに。






「えっ、一泊だよね?」






大野が驚きの声を上げた。






「一泊だけどさ、あれもこれも必要かもって準備したら多くなっちゃって」






「でも、きちんと荷造りはしたんですね」






荷造りだって大変だったろうにと思うような量だから。

足りなくなったら魔法で取りに帰ろうとは考えてはいなかったんだろう。






「あー、それは翔くんが、旅行は準備から楽しまないとって言うから」






「でも、潤の魔法で小さくできるって思ったら、あまり必要じゃないものまで詰めちゃってさ」






準備の時を思い出しているのか、2人で楽しげに笑ってる。

2人の間に流れる雰囲気がとても素敵で、良い関係を築けているんだなって分かる。







「じゃあ、荷物を小さくしたり戻したりは良いけど、それ以外の魔法禁止にしよっか」







大野がふふって笑いながら言った。







「ん、良いよ、楽しそう」







ヒリヒリ好きな潤くんが楽しそうに頷いて、俺はヒリヒリ好きではないけど、思い出に残りそうだったから勿論頷いた。








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驚くほど昔の良いね履歴が表示されて、ちょっと怖いびっくり

アメーバさん調子悪い?