大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
最終話です
side O
イ ッてぐったりと俺に凭れ掛かる和。
俺はシャワーで泡と 欲 を流し、寝室に和を連れていこうとしたんだけど。
「やだ……、今すぐ智が欲しい」
蕩 けた顔した和が上目遣いで俺の名前を呼んでそんな風に 煽 るから。
この場面でそして 妖 艶 な表情で「智」と呼ばれたら、破壊力が半端なくて。
理性を無くした和にそんな風に 煽 られて、俺もすっかり理性を無くしてしまったんだ。
浴槽に手をつかせて立たせると後ろから激しく和を 貫 いた。
勿論それだけで終わるはずもなく。
その後は寝室でも何度も 交 わった。
結局風呂に溜めた湯には浸かることなく、和は1泊の予定が2泊に変更になり、そしてお父さんからもらったパンを二人でかなり消費することになったんだ。
「智くん……、体力おばけよね……」
ベッドに二人で抱き締めあっている時にぐったりとした和が恨みがましい目を俺に向けて言った。
確かに、数えきれないぐらい和をイかせて、俺も イッた。
それでもまだまだ和となら出来る気がするし、実際まだ和を想うと元気になるんだ。
一度 イ ッたら 勃 たないかもなんて思っていたのに、まさかこんな風になるなんて。
自分でも本当に驚いていた。
「本当、自分でもびっくりです。
こんなに何回 シ てもまだまだ和が欲しくてたまらない……」
そう言って再び元気になりはじめた自身を和に押し付ける。
「ちょっ!嘘でしょっ!」
真っ赤になった和に猫パンチされた。
そして、和はスススッと俺から離れてベッドの端に逃げていった。
「もう、絶対無理だからっ」
布団から目元だけ出して。
まるで子猫が威嚇してるみたいで可愛い。
でも手の中から逃げていった温もりが恋しくて。
「もうシないんで、こっちに戻ってきてくれませんか?」
「ホントにシない?」
「約束します」
両手を和に差し伸べると、和がその手の中に戻ってきた。
そして俺の胸元に擦り寄ってくる。
途端に胸の中まで温かくなって、幸せで自然と笑みが漏れた。
ぎゅっと抱き締めると和からはふわっと優しい香りがたちのぼった。
いつものパンの優しい香りとは違ったけれど、でも確かに俺からも同じ香りがしたんだ。
「同じ香りになれたね」
「同じ香りになれて嬉しいです」
二人同時にそう言って、顔を見合わせてふふっと笑った。
「これからもずっと同じ香りを纏っていようね」
「勿論です」
自然と重なる唇。
俺たちはこれからもずっと同じ香りを纏っていくだろう。
優しい愛の香りを。
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