大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
side N
腰が痛くならないように、智くんはダイニングチェアにクッションを敷いて俺をおろしてくれた。
ダイニングテーブルには父さんが持たせてくれたパンが入った紙袋が置いてあって、智くんが作ってくれたスープにサラダ、フルーツ入りのヨーグルトが並んでいた。
「今日家政婦さん来ないんです、だから簡単な物しか作れなくて、すみません」
「んーん、凄く美味しそう、ありがとう」
智くんは俺の世話をしやすいように隣に並んで座ってくれた。
ダイニングテーブルに置かれたパンの紙袋はやっぱり凄い存在感。
父さん、どれだけパンを入れたんだろう?
気になって紙袋の中からパンを取り出していったら、底の方に箱が入ってた。
「何だろ?」
パンを全部出してから、その箱を紙袋から取り出して、開けてみたら懐かしいお菓子が出てきたんだ。
「これ……ガレット・デ・ロワだ……」
「ガレット・デ・ロワ?」
智くんは聞いた事がなかったのか首を傾げた。
「ガレット・デ・ロワはフランス発祥のお菓子なんだけど、年明けに家族や友人と切り分けて食べて、新年の幸せを祈るものなんだ……。
フェーブっていう小さい陶器の置物が入っていて、入っていた人は王冠を被り、王様として祝福を受け、その年一年を幸運に過ごせるって言われてるんだよね」
新年じゃないのにって思いながらふとパンの入っていた紙袋を見たら、紙で出来た金色の王冠の他に父さんからの手紙が入っていた。
『和と智くんの新しい年の始まりが
幸多からんことを祈って』
俺たちの新しい年の始まり……。
手紙を読んで母さんの言葉を思い出したんだ。
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今ニノちゃん誕生日のお話を書いてますが。
37話まで書いてあともう少しで終わりってところで疑問が浮かび…。
よくよく考えたら内容が無くて
これって、全然面白くないんじゃ?ってなってます
今からボツだと誕生日に間に合わない
誕生日、無しになったらすみません