大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
side O
イ って朦朧としている和の身体を綺麗にした。
和から溢れた 液 と、ゴムを替えずに シ てしまったから少し溢れてしまった俺のと。
身体を拭き終えて寝具を替える。
綺麗になった頃には、和は静かに寝息をたてていた。
6つ上とは思えないあどけない表情。
そんな表情を見たら、先程まで酷く無理をさせた事が申し訳なく思えてしまった。
次に和が目覚めたら、労わってあげようって思っていたのに。
結局可愛い和に煽られて、また朝から襲ってしまった。
俺の理性は和の前では粉々になるらしい。
「すみません、大丈夫ですか?」
起き上がれなくて、すっかりベッドの住人になっている和に声をかける。
「……大丈夫よ」
啼 き過ぎて掠れた声と気怠げな様子が色っぽくて、また襲いたい衝動に駆られそうになるけど。
流石にこれ以上襲ったらただの野獣だ。
グッとこらえる。
「遅くなりましたが、朝ごはんにしましょう」
そう言ってベッドに近づくと和は起きあがろうとモゾモゾ動くけど。
とても無理そうなので抱き上げた。
「わっ、智くんっ」
………………、呼び方が戻ってる。
ピタッと抱き上げたまま動かない俺に、和が訝しげな声で訊いてきた。
「智くん、どうしたの?
眉間に皺寄ってるし、唇も尖ってる」
「和……、智って呼んでくれないんですか……?」
「あっ……えっとー」
目元を朱に染めて瞳を泳がせて。
「だって、何だか照れちゃうんだもん」
なんて上目遣いで可愛い事を言う。
「あんなに智、智って可愛い声で啼きながらたくさん呼んでくれたのに……」
「なっ!バカッ」
もう一気に真っ赤になって。
ああ、本当に可愛いんだから。
こんなやり取りをしばらく楽しめるなら、「智くん」で我慢しておくかと思っていたけど、まだ難しい顔のままだったらしく。
和が心配そうに俺の眉間の皺を指で撫でてくる。
「あのね……」
内緒話をするように俺の耳元に唇を寄せて、こっそり囁かれた言葉に笑みが漏れた。
和が何て言ったのかは、俺と和だけの秘密。
「ふふっ、楽しみにしてます」
俺は緩む頬を抑えられず多分満面の笑みで和を腕に抱いたまま、リビングに向かったんだ。
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