大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
昨日の智くんsideです
side O
ただ優しく触れられただけで、 イ きそうなぐらい気持ち良いと思っていたら、和さんが俺自身に唇を近づけてキスしてくれた。
ドクンッと身体の中の血液が音を立てた。
「和さんっ?!」
流石に イ く訳にはいかないと下腹部に力を入れながら、慌てて和さんに声をかけた。
このまま、口で?
まさか和さんは経験があるんだろうか?
期待とか嫉妬とか、色々な感情が渦巻く。
すると和さんがチラッと俺を見た。
その瞳に浮かぶのは羞恥や戸惑い、そして不安。
迷子みたいな顔をしていた。
ああ、和さんは初めてなんだとその表情で気づいた。
そうだよな、あんなウブな反応する和さんが初めてじゃないはずがないんだ。
初めてなのに、俺自身にキスしてくれるとか嬉しすぎる。
嬉しくて緩む口元を手で隠す。
でも、初めてなのに無理はしてほしくないと思ったりもして。
「和さん、無理しなくても良いですよ」
「無理、してないよ。
愛おしくて、したいって思っちゃって。
智くん、嫌だった?」
俺自身を包み込んだまま、潤んだ瞳で上目遣いでそんな風に言われたら、破壊力抜群過ぎて。
それだけで俺自身が反応したぐらい。
「和さんも気づいてると思いますが、嫌だったらこんな反応してません」
明らかに先程より大きくなっているだろう俺自身に気づいたのか、和さんがボッと赤くなった。
「嬉しい。
じゃあこのまま口で シ て良い?」
「シ て欲しいです」
頷いて素直に言った俺。
すると和さんが再び俺自身に唇を近づけてきたんだけど、もう少しで触れるってところで動きが止まった。
「あ、でも……」
そう言ったっきり瞳を揺らしてしばらく何か悩んでいて。
和さんはいつもより何か気負っているように見えるし、やっぱり無理してるのかな?って心配になったんだ。
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