大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
side O
和さんの歯 列を 割 って 舌 を 侵 入 させる。
いつもは逃げ 惑 う和さんの 舌 が、俺を迎え入れるように甘く 絡 まってきて。
ほんのりアルコールの香りがするキ スは、俺はお酒を飲んでないのに酔ったみたいに甘く身体を 痺 れさせる。
夢中になって優しく 吸 って 絡 めて。
俺の首に回っていた和さんの腕はいつの間にか縋るように俺の服を握っていた。
「は……」
「んっ、ふぅ……っ」
唇を離すと、2人の間を 繋 ぐ 銀 の 糸と、蕩 けた表情の和さんが目に入った。
和さんの 唇の 端 から飲み込めなかった 唾 液 が首 筋 まで流れていて。
「和さん、その顔やばいです。
もう自然な俺に戻って良いですか?」
言いながら唇の 端 から首 筋まで 舐 めとるとビクビク反応する和さんの身体が 堪 らなく 妖 艶 で。
「自然な……智くん?」
吐 息 混 じりの声に、俺は更に 昂 る。
「俺、大人っぽくスマートにって思ってて……。
でも本当は二人きりになったら、すぐにこうしたかった」
そう言うと和さんはふわっと笑った。
「そっか、良かったぁ。
俺に魅力がないから、智くんは俺の全部、要らないのかなぁって思ってた。
全部、欲しい?」
アルコールのせいもあるのか、いつもなら照れて言わなそうな事をさらっと訊いて俺の胸元にピトッとくっついた。
俺が変に理性を働かせて格好つけたせいで和さんを不安にさせていた。
俺と和さんとの関係なんだから、翔くんのアドバイスより、最初から和さんに言われたように自然な俺で向き合っていたら良かったんだと気づいた。
でも、まあ、これはこれで、がっつかなかったから見られた和さんだろうから、翔くんのアドバイスにも感謝だけど。
「全部欲しいに決まってます。
俺、ずっと我慢していたんですから」
俺は紳士の仮面を脱ぎ捨てると和さんを抱き上げて寝室へ向かったんだ。
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