BL要素含みます
パラレルです
side N
ここでハッと気づいた。
今日、5人で約束の場所に集まったって事は……。
「えっ、じゃあ、翔ちゃんとうとう?!」
「うん、ちょっと中途半端な時期になっちゃったけど、今日付けでね。
午前中は病院に挨拶に行ってた」
俺たち、アマネの事件の後でここで約束したんだ。
【みんなでまた島に戻ってこよう】
あの時に5人の絆を再確認した。
兄弟のように育ってきた5人だったから、やっぱり進路でバラバラになっていたのは少し寂しかったんだよね。
そして、自分たちのホームであるこの島を愛していて。
何より5人でいるのが大好きだから、5人でいたいって思ったんだ。
【5人でいつかこの島に嵐を巻き起こそう!】
庭で円陣を組んだ時に、まーくんがそう宣言して。
円組庭の円組って円陣を組んだって事だった。
【うちは船宿だから嵐が来たら困っけどなぁ】
なんて言う智に皆んなで大笑いして。
それから、みんなが帰ってきたら、また揃ってここに集まろうって約束したんだ。
智と潤くんは島に残ってた。
俺とまーくんは学校を卒業したらそれぞれ戻ってきた。
翔ちゃんはずっと東京で研修医として働いていたんだけど。
「やっと島の病院で働けるようになったんだ」
翔ちゃんは嬉しそうにそう言った。
翔ちゃんを見る潤くんも物凄く嬉しそう。
「あっ、じゃあ、あれも掘り起こそうよ!」
「そうだな」
5人庭に出て、ヤマボウシの下を掘る。
「おっ、出てきた!」
「ホントだ」
「綺麗なままで良かった」
「楽しみだなぁ」
「ねぇっ!5人で開けようよ」
頷いて、みんなで箱に手を重ねた。
せーので一緒に開けると5本のお揃いのネックレスが入っていた。
これは智がデザインして潤くんが作ったもの。
小さい宝石がついていて、色は青赤緑黄紫。
島に皆んなが戻った時に一緒につけようって、ヤマボウシの木の下に皆んなで埋めておいたんだ。
ヤマボウシの木の花の花言葉は「友情」。
俺達にピッタリの木だよね。
皆んなでネックレスをつける。
俺には智がつけてくれて、俺は智につけてあげた。
翔ちゃんと潤くんもつけ合っていたのを微笑ましく見ていたんだけど、その横でまーくんが自分でつけようと奮闘しているのを見て思わずクスッと笑ってしまった。
智も俺が笑ったからそれに気づいたみたいで。
「相葉ちゃん、つけちゃる」
そう言ってつけてあげてた。
俺が言う前に智が言うなんてとビックリしてたら、翔ちゃんが俺の後ろでこそっと囁いた。
「絶対ニノにはやらせないって強い意思を感じる」
「愛されてんねー」
潤くんもこそっと俺の後ろで囁いて。
「んなわけないじゃん!」
何て言ったけど、満更でもなく頬が緩んでしまう。
それからは家に入って皆んなで宴会。
俺が居ない間に4人で遊んでもいたけど、たくさん宴会の準備もしてくれてた。
気の置けない仲間との話は尽きる事なく。
夜中まで盛り上がったんだ。
信頼できる人が4人も側にいてくれる。
これから5人でずっと明日を見続けていくんだ。
そう思うと、これから何があっても絶対に大丈夫!
どんな時も頑張っていけそうな気がするんだよね。
fin
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嵐さんデビュー24周年おめでとうございます
5人で宴会とかして楽しく過ごしてくれてたら嬉しいなぁ
5人のわちゃわちゃが見たいなぁ
いつか見られる日がまた来るまで応援しながら大人しく良い子で待ってます
こちら特にあとがきもないので、これで終了です
突然浮かんだ内容のないお話なのに、最後まで読んでくださってありがとうございました