こちらOne Loveの世界観の嵐さん達の数年後のお話です。
とりあえず島の幼馴染の関係の5人です。
先にOne Loveを読んでから読むと分かりやすいかも。
BL要素含みます
パラレルです
side N
みんな元気かな？
俺は相変わらず元気に船宿経営頑張ってるし、智とも相変わらず……えっと……はい、ラブラブしてます……。
11月3日は祝日。
祝日なんて船宿の書き入れ時だと思うんだけど、料理人のまーくんからは早々にお休みにしたいと相談されていた。
まーくんが休みをもらいたいなんて、耳を疑った。
そんな事、まーくんが料理人として働き始めてから一度も言った事なかったから。
だから休みたいのは余程の事だろうって智と一緒に結論づけてその日はお休みにしたんだ。
そして、祝日前日。
智が出港したのを見送った後、明日の休みに思いを馳せる。
明日は俺たちにとっても久しぶりのお休みだから智と家でのんびりしようかなぁって、ちょっとワクワクしながら船宿に戻った。
そんな俺に、まーくんがこっそり手紙をくれて。
「おーちゃんには内緒ね。
これ、明日読んでね」
「えっ、何これ？
果たし状みたいな形してるけど？」
恐々受け取った俺。
まーくんはくふふっと笑って厨房に戻っていってしまった。
毎日会うのに、何故手紙？
話しづらい事なのか？
それならLINEって手だってあるのに？
明日読んでと言われたけど、気になって船宿の事務所に入ってすぐに手紙を開いた。
すると筆書きの大きな文字で紙いっぱいに書いてあった言葉。
【オレ達の 約束の場所で 会おう】
約束の場所……？
まーくんと俺の約束の場所って事だよね？
まーくんとは生まれた時から一緒ぐらいの間柄で。
離れていたのは大学の時ぐらい？
いや、でも大学の時も同時期まーくんも東京にいたから良く会っていた。
船宿の休みは明日だけ。
ならば東京は流石にあり得ないよね？
いや、色々ミラクルだからあり得るかもしれないけどあり得ない事にしておこう。
とりあえず遠くの約束は敢えて排除していく。
でもさ、島の中に限ったって、まーくんとの約束は溢れてる。
ヤバい。
明日、智とのんびり出来ないじゃん。
しかも約束の場所に行くのは智には内緒なんでしょう？
智に何て言って出掛けたら良いのよ？
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最近見た、一筆啓上
早速使っちゃう
次話は何日の何時にアップしようかな