大宮妄想小説です

BL要素含みます

パラレルです






side O







「じゃあ、次は指輪だね」





相葉ちゃんが嬉しそうに声を上げた。





「指輪もニノにあげるために用意したんだと思う。そうなると、アマネさんが指輪を持っているのがおかしいんだよ」





転落した後に奪われたんじゃないかと翔くんは言う。

確かに、そうかもしれない。

でも、アマネはどうして俺が指輪を持っていたことを知っていたのか?

そもそも、どうして俺は指輪を持ってアマネと一緒に空港にいたんだろう?

和がこの島に来たのは、俺の転落から一週間ぐらい後だったはず。


そう疑問を口にすると、相葉ちゃんが苦しげに顔を歪めた。





「おーちゃん、ごめん、俺のせいだ……」





「え?どういう事だ?」





「あの日、おーちゃんは空港ににのちゃんを迎えに行ったんじゃないかな……」





「え?でも……」






「おーちゃんが転落した日のチケット、俺、にのちゃんに譲ってもらったんだ……」





譲ってもらった経緯を相葉ちゃんが話してくれた。

俺のお見舞いに来ていた時も和は周りへの気遣いをしっかりしていたし、何より優しかった。

だから、譲るのはいかにも和らしいなとクスッと笑ってしまう。





「俺が譲ってもらわなかったら、こんな事になってなかったのかもしれない、おーちゃんごめん」





物凄く責任を感じている相葉ちゃんの背中を思い切り叩く。

バシンッて良い音が鳴った。





「おーちゃん、痛いっ」





痛みか後悔からか瞳を潤ませた相葉ちゃんが俺を見る。





「相葉ちゃんのせいじゃ無ぇよ、それに和が来てたとしても転落してた事に変わりは無ぇだろ?」





「そうだね、時間帯的に智くんが転落してから雅紀の乗った飛行機が到着してると思うよ」





「でも……」






「でもじゃねえの、大体、相葉ちゃんには病院で助けてもらってるからそれで十分だ。それでも気になるなら、指輪の謎を解き明かすの手伝ってくれよ」





和にキスしそうになったのをアマネに咎められた時に助けてもらっているだろ?って笑うと、相葉ちゃんも、あの時のアマネさん怖かったねってクスッと笑った。

翔くんは、出禁の原因それだったんだーって大笑いしてる。




「おーちゃん、俺2人のために頑張るからね」





相葉ちゃんは力強くそう言って頷いた。







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