大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
side N
肌に触れながら、裾を捲り上げていく智さんの手。
触れられた部分から熱をもっていきそう。
そういえば村瀬は下着の上から触ったなと思い出す。
「和、何考えてる?」
うなじにチリッとした痛み。
他の事を考えるなと暗に言われているようだ。
「村瀬は、作り物でも胸があった方が良かったみたい。智さんも……」
智さんも柔らかい 胸 の方が良いんじゃないの?って訊ねる前に、愚問とばかりにパッド付き下着は上まで捲られ、完全に晒された俺の 胸 に手が 這 う。
指先でくるくる円を描くように 突 起 の周りを 撫 でていく。
長い指が時折 突 起 を 弾 く。
「んっ」
声が出そうになるのを唇を 噛 み 締 めて 抑える。
すると 唇を 指 でなぞられる。
「噛み締めんな」
口 内 に入ってくる 指。
その 指 を 噛 まないように、そっと 舌 を 絡 ませた。
舌を 撫 でるように 蠢 く 指 先。
そして、もう一方の 指 先 は 胸 の 尖 りを丹 念 に可 愛 がる。
「見て、和、エ ロ い 顔してる」
鏡 に映った自分は 物 欲しげな顔をして、そして胸 の 飾 りは 赤 く 膨 らんで 誘 っているよう。
「赤く 熟 れて、美味そう」
赤い 舌 を 覗 かせて笑う智さんは 肉 食 獣 のよう。
鏡越しに目が合う。
俺はまるで 狙 われた 草 食 動 物のように、視線も 逸 らせず身動きもとれない。
そんな 俺 の身 体 に 触 れながら、ゆっくりと服 を床に落としていく。
じわじわと 焦 らされるように肌が 晒 されていくのが 堪 らなく恥ずかしい。
「智さん、も、ヤダ……」
「恥ずかしい?」
こくっと頷く。
「和のその顔が 堪 んねぇんだわ。あー、ダメだ、もっと 虐 めたくなる」
でもいつまでも脱衣所に居るわけにもいかないよなって、そう言いながら智さんは俺の手を引き浴室へ。
やっとあの視線から逃れられたとホッとしたのも束の間、浴室の椅子に座らされ、再び鏡越しで智さんの視線を浴びる事になる。
髪の毛を優しく洗われた後に、身体中泡を塗られ、反応を確かめるように手を滑らせていく。
刺激が来ると思って身構えると、避けていく手。
そうかと思うと、油断して無防備な時に強く刺激されて。
「智さんっ、意地悪……」
恨みがましく言うと、鏡の中の智さんは口角を上げた。
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優しくしたいけどド S 智くんが出てきてしまう