彼と一緒だと、とても元気になれていつもの貧弱で無気力な私がどこに行ったのかと思うくらいでした。


どこに行くわけでもなくただ町をブラブラしているそれだけでとても幸せだと思いました。


気持ちが満たされていると、あれこれ欲しがらないし何をしても楽しいし、見るものすべてが輝いていた。


このままずっと傍に居られればどんなに幸せだろうか・・・・


現実とかけ離れた想い。 



彼と居た時間は嘘のように早く過ぎてしまい別れの時が来た。


離れないといけないという想いから気分が悪く吐き気がする。


このまま・・・


そんな想いが頭を支配する。


お互いそんなことはダメだとわかっていても離れられない。


人目を気にせず想いのまま見つめ合う。


ほんとに彼のことを愛していると感じた。


泣く私を優しく抱きしめてくれた。


この人の元を離れるなんて考えられなかった・・・けど、けど。


彼は私に「朝ごはん食べるからもう行く」と告げ別れた。


私は彼の胸から離れ別々の道を歩みだした。


何度も何度も振り返る私。


見てくれない彼。


言葉にならないくらい切なくて辛かった。


帰りの電車も人目を気にせず泣き続けた。


涙が止まらなかった。


 食事もままならないのに彼に逢いに行く決心をしました。


 周囲は猛反対。


 当り前ですが、それにめげず行かせて下さいと懇願し続けました。


 次の日にはきちんと帰ってくるし、行ってる時はきちんと連絡もする。


 そんな約束をして家から出ることができました。


 逢える当日はうれしくて食事も摂れました。


 彼の仕事が終わるまでそこらへんでぶらぶらしたり本を読んで時間を潰していたけれど、ドキドキして頭の中に何も入ってきませんでした。


 そんな時、彼から仕事が終わったと連絡があったのです。


 初めて逢った感想は・・・初めての感じがせずドキドキはあるけれど、すぐに溶け込めた気がしました。


 とにかく同じ時間を過ごしていることが嬉しくて彼の顔を何度も、何度も見ました。


 一緒にご飯を食べたり、たくさん話をしてあっという間に時間が過ぎて行きました。

何もしたくなくて布団の中でただ泣くばかり、誰の顔も見たくないもう放っておいての一点張りでした。


両親はとても心配だったと思いますが、心配してくれるんだったらそっとして見守ってほしかった。


それができない親。


どうしてこんなことになったの?


とても優しい旦那さんと向こうのご両親も大事にしてくれるのに。


想っていることを話してよ!!!


私は頭の中が整理できておらず話せなかった。


わかってくれているのは彼と私と同じ境遇に置かれた経験を持っていた知り合いの人。


その二人の話しか聞き入れられなくなっていました。


どうしても一人になりたい。


彼に逢いに行きたい。


その気持ちだけが強くなっていくばかりでした。