• 火星15は火星14の改良型ではない。
  • 2段式液体燃料ICBMである。
  • 第1段目は一組のエンジンを2つの燃焼室で共有する構成で、旧ソ連のRD-251エンジンに酷似しており、リフトオフ時の合計推力は約80トンとみられる。
  • 火星15の総重量は40~50トン。
  • 第2段目の構成は不明。火星14よりも50%多い推進剤を含んでいると考えられる。
  • 米本土のあらゆる地点へ1トンのペイロードを運搬できる。
  • 北朝鮮は700kg以下の核弾頭をほぼ開発済みである。
  • 姿勢制御機構も北朝鮮の他のミサイルに比べてより効率的でシンプルなものになっているのが特徴的だ。
  • 火星12と14は、第1段目の制御を行う際、主燃焼室に平行に設置された4つの小型エンジンを用いる。火星15では、メインエンジンにそれぞれジンバルを取り付け、排気ガスの方向を一つの次元に再配する機構にしている。
  • 第2段目の姿勢制御機構はほとんど分かっていないが、旧ソ連のR-27ミサイルに由来する4つの小型エンジンが搭載されている可能性が強い。
  • 宇宙空間でのペイロードの速度および姿勢の最終修正のためのポスト・ブースト制御システムを搭載しているかもしれない。
  • 米本土ミサイル防衛システム(GMD)に対抗するための単純なデコイを搭載しうるが、当該試験にデコイが含まれていたとは考えづらい。
  • 火星15の登場は、北朝鮮の対米攻撃能力の著しい向上を意味する。
  • 今後どのくらいの試験を実施するかについては指導層が決めることだが、少なくとも1、2回の通常軌道での試験が必要である。
  • 追加の飛翔試験では、再突入体の信頼性を確立しなければならない。

…この11/29の火星15の試験を最後に、
今のところ8週間は撃っていませんね。

2019年まで待つの?
それとも五輪後にやっちゃう感じ?